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成長した子供達を知って嬉しくなったこと。

私には子供が2人います。
社会人となった息子と大学生の娘です。
少し前のことになりますが
この兄妹の考えや行動を知り、嬉しくなった話です。

兄妹2人で連れ立って
買い物に行った時のこと
帰ってきた娘がその時起こった出来事を話してくれました。

大型ショッピングモールの中で
テイクアウトの食べ物を注文して
店の外にある椅子に座って待っていた時のことです。

ふとみると車椅子にお爺さんが座っており、その後ろにお婆さんがたっています。
娘が気づいたきっかけは
「あのお婆ちゃん、めっちゃリズム刻んでる…」
と、視野の中に
なんとなく入ってきたそう。

車椅子につかまるお婆ちゃんが
ずっと上下に小刻みに揺れているのです。
ジロジロ見るのも失礼なので
チラッと様子を感じながら
自分のスマホを見ていると
何やら2人の話し声が聞こえてきたそうです。

お爺さん「もういい、歩く」
お婆さん「いい、私が押す」

そんなような言い合いをしているよう。どうやらお婆ちゃんの刻むリズムは車椅子が動かず体が浮いているせい。

娘は「お婆さんが押して帰りたいけど、疲れて押せないから
少しは歩けるお爺さんが、立とうとしてるのかな…」と考えます。

そして
「お兄ちゃんといって
おしてあげようかな…」と思っていた時、隣でスマホを触っていた兄がスッと立ち上がり、お爺さんたちの元へ。

兄「もう帰るだけですか?駐車場ですか?」と声をかけます。

妹は「ああ、お兄ちゃんもきづいてたか…じゃあもう一台車椅子とってこようかな…それで2人で押していくのがいいか?」「でも車かな
運転できるのか?」と考えながら様子をみます。

しばらくの間、手伝いを申し出ていた兄だけれど「いいですいいです」と断られ、戻ってきます。
そしてまたスマホを触りだします。

様子を伺っていた娘は
その直後 衝撃の光景を見ます。

なんと車椅子に座っていたお爺さんがスックと立ち上がり、お婆さんをすわらせ
車椅子を押してスタスタ立ち去っていくではないですか。

娘は
「そーゆーことかーい」と心の中で叫び オチがついたそう。

車椅子をおしながら
安全なショッピングモールの中で
ゆっくり歩く練習を
おばあさんがしたかったのかな😊
事情はわかりませんが
娘の話し方が面白かったのもあり、すこしほのぼのしました。

その後長男と話す機会があり
その時の話を聞いてみました。

息子は息子で
気になっていたようで
声をかけに行ったけど
何度か断られたから
無理にすることじゃないし…と
話していました。
(リズムを刻んでいたという風には
感じていなかった😆兄妹の感覚の違いもまたおもしろいです。)

わたしは
この2人が優しい子になっていてくれてよかったなあと本当に嬉しくなりました。

普段一緒に買い物に行くことがあって、何かの待ち時間で子供たちがスマホを触りだすと
「スマホばっかりさわって…」と気になって、イラっとしていた私です。

それに…
この時もし私がそばにいたら
きっと立ち上がって声をかけに行った息子には感動したでしょうが、心の中で娘が考えていた色々なことは気づかないまま、娘からも聞かないまますぎていたかもしれません。

子供らの心の動き、とった行動をきけて、固く考えて実行するとかではなく むしろ笑い話にできるような
自然と感じている気持ちに
本当に嬉しく思いました。


【本日のまかない】
豚肉のソテー
カツとじ
ごはん
お味噌汁
糠漬け

豚肉のソテーはもう…最高
赤ワインが入って美味しかったです❣️
お味噌汁は普段よりだし汁を少なくして水で薄めたそうなのに
野菜の旨みたっぷりで美味しいお味噌汁に!!

本日も有り難うございました😊



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