３匹のアライグマ

害獣といわれ
出没事例がこの街にもポツポツある
生物

まさか自分が遭遇する羽目になるとは…

もう10年以上も前の
ある夜
うちで飼っていた猫が
落ち着かない様子で窓の外を見ながらウロウロ。

それに気づいた私は
「いつもの野良猫かな？」と
カーテンを開け外を覗くと…

なんと、３匹もの動物が！！
みんな
こっちを見ます。

たぬき？！

いや違う…
尻尾がシマシマだ！！！

アライグマ‼️

あ❗️👀

１匹の手には、外で飼っていた金魚が押さえつけられています。

あぁ💦金魚の入っていた浅い陶器の入れ物には蓋がしてあったのに
外されたんだ。

さすがアライグマ…
逃れようとする金魚を
たくみな手さばきで逃しません💧


ラスカル…

意味もなく頭に浮かぶ
その名前。

でも、、、３匹もいる。
ラスカルズ　（笑）

そ、そんなことを
考えてる暇はありません💦
金魚を　助けなければ‼️

しかしながら
相手はなぜか
めちゃくちゃ丸々とふとった
大きなアライグマ。
食生活豊かなのか？と
想像してしながら
外に出る勇気は持てません
それにしても
あのこちらを見る目

強い…

必死で生きるその眼差しに
勝てるわけなし。

いや…でも、金魚
餌じゃ無い…

助けなきゃ‼️

と、一念発起。
野生化したアライグマは
人は大嫌いだろうし
脅かせば逃げるだろう　
と
窓を　バン！！　とたたき
威嚇してみます

と、その瞬間‼️

シャーッ

っと、
凄まじい形相と化したラスカルズは3匹ともこちらに向かってくるではないですか⁉️

いや！負けてられない！！

ガラス越しで強気な私は
バン　バン　バンッ　
とガラスが割れんばかりに
窓を叩きます

全く効かない…
３匹は一丸となって
こちらに向かってきます

😭　こわい（泣）

しかし！　しばらく続けた末
私は勝ったのです
（ガラス越しの
超守られた環境で…）

３匹のラスカルズは
引いてくれました。

暗闇の中に
消える３匹の後ろ姿

置き去りにされ
ぴちぴち跳ねている金魚。

わたしは
窓を開け、外に出て金魚を
水に戻します。
少し傷はあるものの
助かりました。。。

あの
アライグマ達は
次はどこに行くんだろう。

しかし
丸々と太ったラスカルズは
多分　密かに　どこかで
たくましく生きているという
確信。。

それ以来
見かけることはありませんでした。

普段
動物園で見るような生物が
生きづらい環境の中で
身を隠しながらも順応して
同じ街に生きているのを
見た夜。

どこかで
その害に本当に困っている人もいるだろうな。

噛まれたりするのも怖いだろうな

でも
向こうが命からがらの状況で
隙間をぬって生きているように
こちらも
噛まれないように
自己防衛しながら
身を守りながら

時には真剣に対峙することになり
威嚇しあうこともありながら

自然の中に住む場所を奪ったのはこちら側というのを忘れないでいたいなあ　と思った夜でした。

きっと…
自然の多い中で生活していて
害獣と呼ばれる生き物に
農作物をやられてしまったり
被害に遭われて
日々対策を検討するような
本当に困っている方々は
より一層　
生き物の生活にも思いを強く持っているのだろうなぁと
想像をめぐらします。

私は
動物を飼いながら
テレビの中の生き物をみながら
いろんな生き物がいきている！
とその気になっていただけで

数えきれない他の生き物が
自分のテリトリーの中にも
生きづいていることなど
思っても見なかった。