FFS理論とは?~『あなたの知らないあなたの強み』から

書籍の紹介

【お断り】書籍のうち、序章部分を中心とした解釈です。
『宇宙兄弟』ってコミックに出てくるキャラクターを事例に、FFSというの行動や性格を分析する手法を紹介しています。自分の強みの理解や他社の強みを引き出すことで、組織を強くすることも示されています。
質問に回答することで、①5つの特性でヒトの思考や行動パタンを数値化し、②排反する2組の2特性を2軸でプロットし、③最後の一項目を3軸目にプロットする、というもの。結局3次元のイメージで、自分や同僚の位置づけを把握できます。
なお、②は受容性⇔凝縮性、保全性⇔拡散性をX-Y軸に、Z軸に弁別性をとるカタチ。簡易トライアルでは即答マストの15問のみで、そのお手軽さは◎。

簡易評価で分かった強みと弱み

受容性と保全性が高く、いわゆる典型的な日本人であることが分かりました。集団行動を卒なくこなせそうという点ではちょっとした安心感はありますが、一方で個性が薄く埋没しそう。
ここで目を引いたのは、”拡散性”がかなり低そう、ということ。最近10年ほどは、職場でもプライベートでも主張するよりまず相手の話を聴くことを重視してきました。つまり拡散性を故意に抑制してきた部分があったのですが、本当は結構なストレスだったのかもしれません。

明日の第一歩

”拡散性を一歩引き上げることで、弱みを強みに変えられるのだろうか?” 序章の10数ページで、自分に沸き上がった問いです。
友人のFBやインスタは眺めてばかり、フォローしていているストリーミングでもサイレントリスナーでした。が、ここを少し変えてみる、たとえば、今日から3か月は、毎週複数の発信を試みる、とか。自分の言葉や受け止め方を外部に発信できる場、まさしくnoteなどの場を利用して、1ミリでも自分の幅を広げていきたいなぁ。

結局、FFS理論とは

批判的に考えれば、たったの5類型の組み合わせだけでをパタン化できるほどヒトの思考や行動はシンプルではない、と思います。本文中で繰り返される”日本人は○○の傾向”とあるのも、パーソナル診断とは言い難い、という印象でした。
ただそうではあっても、自分の強み弱みも同僚やパートナーのそれも、割とシンプルに客観視できることや、その上で”何を強くするか、どう変えていくか”など、ポジティブに主体的に作戦を考えられる点では目から鱗。自分自身のモヤモヤの解消や、あるいはチームメイトのキャラ把握やギクシャク解消も期待できそう。
今日より明日は少し明るい気分で、一味違う自分を演じてみよう、と思える一冊、のようです。


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