歌詞オタクが語るJ-POP　　　　　　　　　~back number「はなびら」~

皆さんこんにちは！今回が初めてのnote投稿になります😌
INFPのみずがめ座女子大生が、ひたすら J-POPの歌詞について語ってます。

「そうそう！！この歌詞たまんないよね涙」「こいつ分かってんじゃん笑」
となるか、はたまた、
「いや、ここの歌詞はそういうことじゃなくって…」
となるかは分かりませんが、私の見解を自由気ままに述べていきます！

---

突然ですが、皆さんは J-POPを聞くとき何を一番重視してますか？
メロディー、声、リズム感、etc…　いろいろあると思うんですが、
私は圧倒的に"歌詞"を重要視してます！！！！！
Spotifyで再生中も歌詞を表示させるタイプの人間です(^^)/

それくらい、歌詞重視人間なのです、が！　
ここでひとこと言わせてください。スウゥゥウu..
「J-POPの歌詞、超素晴らしいのに語られてなさすぎ！！！！」
歌詞オタクとしては、素晴らしさについて熱く語りたいのです。
そのような経緯でnoteを始めてみました！
「やっぱり、この曲の歌詞いいよね」と語れる場になったら嬉しいです。

前置きが長くなってしまいましたが、さっそくいってみましょ♪

---

記念すべき一曲目は、春にちなんで、back number の「はなびら」です！
初回から歌詞天才バンドを登場させてしまいました

この曲は、2011年に発売されたback numberのメジャーデビューシングル「はなびら」のタイトル曲です。

はなびら : back number | HMV&BOOKS online

back numberの曲を聞いてると、どうやったらその歌詞思いつくんだよ×5000000000 してしまいますよね（）
今回もそれです。
ほろ苦くて胸が締め付けられるような気分になる名曲ですよね。それでは！

---

♪　桜の花が舞い落ちるこの景色を　いつか僕たちは並んで見ていた
　今ではそのほとんどが嘘になってしまった言葉を　心から伝え合いながら

入りが切なすぎるだろ…　ぽかぽかの春だよ？
好きな人と見た景色を見ると、その人のことを思い出す、というのはもちろんだと思うんですが、桜の季節はあまりにも記憶に残りすぎる。
やっぱり桜って、日本人にとって特別な花じゃないですか？
出会いと別れの季節（春）を象徴する花でもありますし、、、
多分、2人は「来年の春も見に来ようね。」って約束したんでしょうね。
「その時まで続いてたらね（笑）」「そんなこと言うなよ。続いてるに決まってるじゃん！続かない理由がない！」「そうだね。私たち、喧嘩になるようなことなさそうだもんね。」
みたいな言葉を、お互い本心で言ってたんだろうなと、、
でも今ではそのほとんどが嘘になってしまったな。続かない理由なんか山ほどあるし、喧嘩になることもめちゃくちゃあった。あの時は、お互い本気でそう言っていたはずなのにな。っていう気持ちなんだろうなと。
なんでこういう結末になっちゃったんだろうな。
こんな気持ちで桜の花が舞い落ちる景色を見つめているわけです。

♪　見上げれば空は　君に見せたいくらい綺麗で
　耳をすませば今でも君の　声が聞こえる

はい。全然吹っ切れてない。もう、空がどれくらい綺麗か表現するのに
「君に見せたいくらい」って言っている時点でまだ好きじゃん！！泣
もう聞こえないはずの君の声まで聞こえてしまっています。

♪　抱きしめても春ははなびらのように　僕の腕をすり抜けて
　それでも忘れたくなくて何度も何度も巻き戻して
　君ともう一回出会って　もう一回恋したいんだって
　今度はもう離さないよ　離さない

彼女は多分、結構唐突に出ていったんでしょうね。
女の人は別れると決めたら吹っ切れると言いますが、、、
彼女を忘れたくないから、何度も春を巻き戻して、もう一回出会って、もう一回恋したい。って結構ロマンチックな表現だなあと思うのですよ。
”巻き戻す”という表現がレトロですよね。”やり直す”ではなくて、映画の中で彼女と出会ったシーンまで”巻き戻す”という言葉選びがさすがです。
ここまでは結構ファンタジーな描写だったのですが、次の”離さない”で一気に現実味を帯びますよね。やっぱり、現実でも自分の手が触れられる場所に彼女を留めたいという感じがします。

♪　歩道橋の上にも横断歩道の向こうにも　駐車場の緑のフェンスの前にも
　いたるところで君の想い出が笑っててずいぶん住みにくい街になったな

今度、舞台は街に移ります。街のいたるところで彼女の想い出が笑ってるわけです。しかも多分楽しかったことだけ思い出されてますね、これ。罠。
駐車場の緑のフェンスの前っていうのを、歌に入れるのすごくないですか？「どこだよそれ！誰が分かるんだよ！」感が大事なわけで、二人だけが分かる場所だから、別に他の人はわからなくて当たり前なのです。これを「行きつけの喫茶店」とかにしないところがすごく好きです。今時、行きつけの喫茶店がある人いないだろ（偏見）
”住みにくい”街になったなって、的確すぎる。そうなのですよ。別れたぐらいで引っ越さないし、普通な顔して生きてはいけるんです。でも！！！目に入るものすべてに君との想い出があるから、いちいち考えちゃうんです！！
だから普通の生活するのに、ちょこっと弊害があるの！住みにくい！！💦
という、なんて的確なワード。

♪　言い忘れたけど　君のことがまだ好きだよ
　ひとりでつぶやいただけなのにな　溢れてくる

認めました。まだ好きです、全然。何も割り切れてない。
ひとりでつぶやいて、”何が”溢れてくるかを言わないところが凄くリアルだなと思いました。
溢れてくるのは”好き”というまっさらな気持ちだけではなくて、もっといろんな感情が混ざって、濁ったものっていう感じがします。これはあくまで想像でしかないですが、「なんであの時言ってくれなかったの」という君への不満だったり「もっと大事にすればよかった」という後悔だったり。そういうものが「君のことがまだ好きだよ」とひとりでつぶやいてしまったことで、溢れてくるということなんでしょうか。

♪　抱きしめても春ははなびらのように　僕の腕をすり抜けて
　それでも忘れたくなくて何度も何度も巻き戻して
　君ともう一回出会って　もう一回恋したいんだって
　今度はもう離さないよ　嘘じゃない

離さない→嘘じゃないになっています。多分、付き合っていた時に「離さない」って言っといて、離してしまった前科があるような感じがしますね。
でも、今度の離さないは嘘じゃないよという風に真剣さが増しています。

♪　枯れ落ちた花があの日と同じ風に吹かれて
　終われなかった恋をつれて今　舞い上がってく

枯れ落ちた花が、君と桜を見たあの日と同じ風に吹かれて。
本当にごめんなさい。J-POPの歌詞を語るのに、この言葉を言ったら全て終りやん、と思う気持ちはあるのですが言わせてください。
エモ！！！！！！！！！！！！！！
気を取り直して、私が思うに”枯れ落ちた花”は自分のことで、君を失って枯れ落ちてしまった自分があの日と同じ風に吹かれて、終われなかった恋をつれて、今舞い上がってるってことだと思うんです。
”終われなかった恋”ってワード強いですよね。相手と別れて、人から見れば終わった恋でも、自分にとっては”終われなかった恋”って。。相手を想う気持ちの強さがひしひしと伝わってきます。そして今、あの日の風に吹かれてその恋をつれて舞い上がってく。このパートの高揚感、切なさで胸が締め付けられそうになります。もう、これは絶対やり直そうって言うつもりです。
いけ！そんなに好きなんやったら伝えな！と背中を押したくなりますよね(?)

（サビ繰り返しなので省略）

♪君を離さない

ここまで、ただひたすらback number「はなびら」の歌詞について語ってみましたが、いかがだったでしょうか？！私はとても楽しかったです☺
やっぱり、back numberの歌詞最高だな。日本語最高。
このような長文を読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。。
これから他のJ-POPの歌詞についても取り上げていくので、読んでくださったら嬉しいです♪
そして、「この曲の歌詞を取り上げてほしい！」というリクエストもお待ちしております！！