錦鯉の独演会に行ってきた

　何ヶ月か前の話になるけれど、お笑い芸人「錦鯉」のライブに行ってきた。

　前に空気階段を観に行ったとき、老若男女がいるなあと思ったけれど、それ以上に幅広い客層だった。

　特に、若い女性が多かった気がする。美しい彼女たちは、その手に様々なグッズを持って応援しており、自分の「好き」のためには出費を惜しまない姿勢を実感した。色々な分野で女性ファンを獲得することが大切だと聞くけれど、そういうことなのかと納得した。

　中には、未就学児？　小学校低学年？　正確にはわからないが、親御さんに連れられた、かなり小さなお子さんもいた。雅紀さんが変な顔をするたびに、子どもの大きな笑い声が会場中に響きわたって、それに錦鯉のふたりもお客さんもつられて笑ってしまうという、幸せの象徴みたいな光景が繰り広げられていた。

　お笑いのライブを観に行ったのに、なぜか地元に帰ったような、謎のあたたかい気持ちになってその日は帰路についたのだった。