麻雀依存症

ニートなバカ息子は間違いなく、麻雀依存症

この5月の公務員試験を目指すうちの次男は大学生の頃ほとんどがコロナ禍となった
リアルで友人と楽しむ時代をまともに経験せずに来た世代である
次男に対して何かがかけていると感じ続けていた
コロナ禍の大学生全てにそう感じるというわけではないが、私の息子である次男に対しては常に何か満足しないものを感じ取っていた
そもそも明る。いいわ。ゆるちゃらちゃらとした典型的な大学生を送れるはずだった。
人当たりの良さ、人に対する優しさ、そこそこの頭の回転の良さ、ルッキリズムに関してもそこそこである
そんな次男にとってオンラインだけの人との関わりは自分を見失う様な環境となったのではないか

人とのリアルな関わりだけを頼りに、
周囲の人の流れに流されながら、迷うことなく生きていたような息子にとって
自分のことを自分で考えるという大人として当たり前に身に着けていくべきことを身に着けずに大人になりかけの時代を過ごしたのだろう

将来の目標さえも考えるような環境がなくなり、どう生きるかの指標を見失った中で、次男は就職をせず卒業だけした

二度中途採用枠で就職したが、一ヶ月もしないうちにやめた
そして、今年の公務員試験を受けるということで実家で援助している状態である

しかし問題はまだ発生していた
そもそもやっていた麻雀をする時間が豊富にできたのだ。

雀荘のバイトと称して、のめり込んでいった
どう見ても勉強しているとは思えない
そのことを咎めると、もう今月で麻雀は辞めると数ヶ月前言ったが、それからコソコソと再開し、コソコソから堂々と通うようになった
勉強ちゃんとやっているのかと声をかけるたびにちゃんとやっている。勉強のことは口出さないでくれ、自分でちゃんとやれる?
その言葉とは裏腹に麻雀の時間はますます増えていった
今年に入ってもう今本気でやっていないなら、おそらく公務員試験など受かるはずがないことは私にも分かっていたので、親としてそこはちゃんと話さなければいけないと決意し、どんなに嫌がられても
ここで親子のが縁が切れようとも息子に公務員試験を選ぶように、
それが次男にとって最後のチャンスだということを話した

私と話しながら涙も見せた。次男
麻雀は依存症になっていると指摘した。私の言葉を確かに自分は依存症だと認めていた
分かってはいるんだなと
そこから抜け出さなければいけないとも思っているんだなと確認できた

そして確かに次男は多少を心を入れかえたように見えた
しかし2日もしないうちに朝方4時に家を出た。
まさかそんな裏切り行為がまただ約束したではないか?あとは試験に向けて勉強すると、昨日まで確かにやり始めていたではないか?
正直に言って本当にショックだった
ドラマのようにすぐに心を入れ替えて、新しい道に進んでいく。若者のような物語にはならなかった。
何度も何度も私は裏切られ、そのたびに許して信じてきたが、この麻雀に関しては次男の頭では簡単に行動を変えることができない状態にまでなっているのだと確信した
私が何より優先すべきことはとにかく麻雀から離れさせることだと思った
勉強するとか就職するとかその次の話なのだ
私にだって依存症と言えることは細かなことを考えればいろいろある
どんなに二度とやらないと思っても頭が心地いいと感じているものは、やはり何度も何度も繰り返すものであることは、この年になれば何度も何度も経験している
だからもちろん気持ちは裏切るつもりはないだろうけれど、頭は気持ちいいと思うものを繰り返してしまうことは理解できるが、親として今次男が何よりやってはいけないことだということを教えることが私の最大の務めだろう
大人になった息子に対して助けられることはほとんどないが、家族なのだから見捨てるつもりなどは毛頭ない
私が今唯一やらなければならないことは、次男を麻雀から遠ざけることなのだと思う
他に何もできないが、せめて麻雀をやめさせることだけはエネルギーを使っていく

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