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ストレスと独り身とホテル暮らしとー シーズン拾壱【第12回・そこに有給休暇があるじゃろ? それをこうして……こうじゃ!! 大阪・神戸・徳島・太平洋4泊5日の旅《徳島港~太平洋~東京港》】


 人生初の宿泊できるタイプの船に入船。まずは船内を散策するため、今日の客室に荷物を置きに行く。

 こちらがこのフェリーで最も安い客室『二等洋室』¥14080。大人1人が横たわれば、荷物を置くスペースが無くなるくらいの狭さ。しかも、食事は一切付いていない。それでこの値段……ビジホなら詐欺のレベルだ💧

 ここがこのフェリーの中央空間となる『オーシャンプラザ』。

 ズラッと並んだ冷凍食品の自販機。このフェリーにレストランは無いので、自販機の食料が重要となる。だが、パッと見……食欲をそそるメニューは見当たらない🤔

 皆大好き日清のカップヌードル、即席味噌汁・スープ、缶詰まである。

 長旅なので暇を持て余すだろうからゲームコーナーも完備。ただ、船内でホラーマスクを被ったりポンライオンを愛でたりするのは……。

 大変天気が良いので展望デッキへ。出航前に港湾の景色を眺める。

 御日様の恵みを充分に受けた後、船内に戻って散策。こじんまりとした売店や衛生用品を扱った自販機もあった。

 船内の自販機で調達できる食料がデンジャラスな御値段なのは予感できてたので、予め徳島駅で昼食の総菜パンを買っておいた。丁度ダレもいなかったのでここの休憩スペースで頂く。

 徳島港を出て紀伊半島沖を通り、東海地方の沖を通り、相模湾を通り、東京湾の東京港へたどり着くルート。湾内の小島や沿岸の街並みが小さく見える。
 このまま予想以上に暇な時間を持て余すゆったりな船旅がー

 緊急事態発生ッ!! 緊急事態発生ッ!!

 船内放送で「今日は波が高めの予報」って言ってた後、本当にフェリーが15時頃から著しく上下に揺れ始め…………あ、コレは……やヴぁいヤツだ。私は本能的に危険を感じ、カプホのような客室にこもって寝る。
 18時30分頃……一度客室を出るが、ずっと酷い揺れが続いており、私の客室だけなのかは不明だが、フェリーの起動による振動が仰向きに寝た私の背中に伝わって、まともに眠れない🤢 当然、夕食を食べる気にもならず……安心してください、吐いてますよ🤮
 深夜12時過ぎ、まだ揺れてる。自販機が並ぶ『オーシャンプラザ』を見に行くと、数名の乗客が普通に座って夜食の最中だった……オマエ等の三半規管は超合金か!?
 午前1時30分、あ……揺れが随分とマシになった。

 今の内に入浴を済ませよう。

 ※HPから写真を引用

 大浴場は24時間使え、もちろん、こんなド深夜に他の客はいない。波を人工的に起こしてるプールみたいに、風呂の湯が常に揺れててあまり落ち着かない💧
 午前3時20分……また大きく揺れ出したので寝ていたら、ついに完全に眠気が覚めて起床。
 午前4時、『オーシャンプラザ』にはさすがに人はいない。左右の窓、どちらからも早朝の街の夜景が遠くに見えてきた。船内マップで確かめると、三浦半島と房総半島の間の湾を航行中。東京港到着まで約90分。

 つ、ついに……ついに東京港の輝かしき夜景が見えてきた😆 常に上下運動を繰り返す空間からやっと解放される……長かった。決してオーシャン東九フェリーのせいではないのだが、酷いめにあったよ🤷‍♂️

 東京港のフェリーターミナルに上陸!! だが……身体が揺れを感じてやがる!? 18時間の船旅が明らかな影響を与えていた(この後数時間、地上にいるのに幻の揺れに苛まれた💦)

 真冬の早朝5時50分発のバスに乗って東京駅へ。まだ真っ暗な中を走行中、思った……(船旅はしばらくはいいかな🤔)
 これにて4泊5日の旅を終える。うん、充実した良い旅だったよ。生ジンベエザメ観れたし、神戸牛の旨さと値段の高さに驚愕できたし、徳島の魚介と阿波牛を堪能したし。
 今回の旅程が御覧の皆様の参考になれると幸い。ではッ!


 補足ー

 後日、旅先で買い込んだ自分用の土産物の数々をゆっくり味わう💗
 金時芋の折り餅は甘さ控えめで普通に美味しい。神戸チーズパイロールケーキ、外しっとりで中サックリ食感が良く、風味濃厚で美味しい。神戸苺トリュフ……おッ、旨い。意外と甘さは控えめ。トリュフの部分は濃厚風味で苺が良い酸味のアクセントになってる。神戸プリンプレミアムバニラ……ヤバッ、旨過ぎるんだがコレ😊 丁度良い甘さで、舌の上で独特の風味が広がってまったりする💕 和歌山の桃ゼリー、舌触りに果実感があって美味しい。


 






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