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家事はプロセスで成り立っている

先日読んだ信田さよ子さんの本にあった文章です。

男性は会社でも結果を求められ続けているので、プロセスは二の次の方が多いそう。

私は色々な出来事をパートナーと共有したかったから、仕事から帰ってきた後に時間があれば喋っていました。
こどものこと、近所でのできごと、私の知人の話。こどもの習い事の相談。家で買うものの相談。土日の予定などなど。

けれど大抵上の空で、聞いてるのかどうなのか。確認すると面倒くさがられ、「それで?結論だけ言って?」「疲れてるとこごめんねー!」とこどもたちの元へ逃げ帰る…。


共有したかっただけなのにな。どうして怒っているんだろう。家族のことなのに…。と疑問だったのですが、腑に落ちました。

私が共有したかったのは『プロセス』であって、『結論』や『結果』ではなかった。

彼が聞きたかったのは『結論』や『結果』であって、『プロセス』ではなかった。

聞けば、疲れて帰ってきて私から聞く話が不快だから、ちゃんと聞こうとしたことがないと言われました。だから、伝えたはずの予定なのに、「そんなこと聞いてないよ。いつ言った?」と聞かれることが多かったのかと納得。

更に、深い話を聞いてもらっているつもりでいても、私が話すのは今迷っているということやそこに行き着くまでの道のりであったりするので、彼には聞きたくない話。なので、意図的に避けていた、と言われました。

そして、深い話を私があたふたと伝えようとしても、要点を得ないので何を言っているのか分からないと。自分が伝えたこともねじ曲がって伝わっているので、こどもたちの教育方針などもブレブレで、時間もルーズで、期待外れだったと言われました。期待した俺が馬鹿だったねと。


その事実が分かり、とてもスッキリしました。

シンプルに考えました。私とこどもたちが、それぞれにやりたい事をやり、パートナーが居心地良く自宅に帰ってこられるスタイル。

それは、

・プロセスの共有を強要しない。
・休みに何をするかはこどもたちと決める。直前になってから、「〇〇行くんだけど、一緒に行く?」位で聞く。もしくは「〇〇行ってくるね。」で報告終了。
・パートナーの協力が必要な休日は、付箋などメモを机などに置いてから、口頭で確認。


今まで、私は休日はなるべく家族で過ごしたいな、と考えていたので、イベントやコンサートがあったとしても、彼の予定を優先させていました。だから、こどもが「やりたいな~」とつぶやいたことを、実現させようと努力せずにいました。

けれど、彼の考えが分かったので、変に忖度せずに、こどものやりたい事をやらせよう!と方向転換です。私はそうやって育てたかったのです。


そう決めて、やってみています。
不都合があれば、また考えます。

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