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本質、合理性、必要な事

前回の投稿から時間が空いてしまった。もちろんこんなどこの誰かも知らない奴のニーズもない話ということは自覚済み。ただ今は自分の為に書こうとしている。
より良いものを書こうと必死になると時間が空く。しかし、時間をかけても中々いいものなんて書ける訳もなく初心者はやっぱり「質より量」だと思い知らされる。また、昔話になるが私の思考の基礎を作ってくれた恩師の話をしてみようと思う。



高校に進学するまで、私はあまりにもぼーっと生きていた。過ごしていく上で起きる事象は、「そーゆーもの」で済ませ、ただただ流れていっているだけ。その中で楽しみもするし欲望も出す、わがまま極まりない小僧だった。

高校進学後は、バスケットボール部に入部。そこで恩師である顧問と出会った。公立では強い方だが私立には勝てないような高校だったが、どの高校よりも自主性は自信があった。朝練、昼練、顧問無しの練習、ウエイト、TO、会場設営全てにおいて部全体で高い意識があったとてもいい環境だ。その環境を作ったのは、顧問であった。

極端に騒がしい人ではなかったが、とても熱い人だった。怪我で練習出来なければウエイトルームで「Ted Talk」を見ろと指示をし感想を求めた。本を読むことの必要性も教えてくれた。何より、必要な事や本質を見つけることに長けた人でもあった。
沢山の心に残る言葉を貰ったが、その中でも特に衝撃だったのが

「練習最後のミーティングっている?」

練習の最後に、今日の練習の悪かった所などを言い合う。先輩の代からずっと続けていて、あって当たり前で必要な事だと思っていた。大学に行っても監督に、必要だと言われる。
しかしその人は違った。

「最後に言うくらいなら、練習中に言って練習中に改善しろよ」

必要ですと、顧問に伝えた私たちには鋭利すぎる正論だった。
何だかんだ、その後もミーティングは続けていたが私の心にはあの言葉が引っかかったままだった。

そこから、特に顧問の言葉には耳を傾け思考を巡らせた。顧問に教えを頂いたことで、成長痛を起こすくらい人として成長したと感じている。本当に今の自分の基礎を固めてくれた人だ。

常に何が必要か考えること。その物事の本質を見極める事。知識を財産とすること。人を想うこと。感謝。顧問の教えから得たものは多すぎる。


そんな人、環境に出会えて良かったと心の底から思う。

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