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街宿MILLEの日常ダイアリー 10月の③【閑散期!?】

連日のように遭難情報が届けられている長野の先週でした。夏のつもりで入って低体温症を発症したり、凍った岩から滑落したりという事案がかなりの数に上がっていました。
 
東京、名古屋、大阪といったエリアとは季節が一ヶ月以上違うので、9月に近い感覚の都会と12月を意識している長野の人々とでは、まさに肌感覚が違うなと。
 
そして今週からは多くの山小屋が小屋締めを行い、高山の季節が終わりを迎えようとしています。

☆業界変化?

紅葉の後半となるこの10月末あたりから、クリスマスくらいまではいわゆる秋の閑散期。人の動かないシーズンとなり、観光関連の人々がホッと一息ついたり、あるいは売り上げの維持に奔走したりと様々な状況が全国的に発生する。
 
そんな話も最近は大分、変化が起こってきているようです。おかげさまでというか、うちの宿も全部ではありませんが来月後半までの週末にはそれなりのご予約を頂いています。主がこんなにやる気のない(PRしない)人なのに、まあ、ありがたいことです。

☆伊那という街が「目的」になっている!?

うちの主は観光庁に事業採択された企画開発でプロデューサーをしたりもしていて、宿の主というよりはそちらのカテゴリーで知る人ぞ知るということも多いようです。いわゆる「関係人口」とか「観光まちづくり」。「Well-being」とかの専門家というやつですね。
 
その主曰くで、伊那の人々がコツコツと耕してきた「関係人口」の実りが少しずつ形になってきているとのことです。
 
この宿もコアなリピーター。毎月ではなくとも年に何度か訪れてくれる方々にとても支えられています。県内でも松本や安曇野、飯田エリアから訪れてくれる方々もいます。大きな目立った観光地ではありませんが「この人と時間を過ごしたい」という目的が一番強い。うちの主はそう言っています。そんな街になってきているのなら、このエリアのこれからがより楽しみになりそうです。
 
よかったら、この閑散期!?に一度、この街にふらりと訪れてみてはいかがでしょうか? そんな人々をご紹介しますので。 


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