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彼氏と他の人を比べてしまう罪悪感

恋愛って難しい。
わたしは2年間付き合っている彼氏がいるけど、一緒にいてもドキドキしないし、話すのが最高に楽しいわけでもない。

ただ、今まで生きてきた中で一番落ち着く。
彼といると、一番ありのまま自分でいられるのだ。
でもこれが恋かと言われると、わからなくなる。
ノンセクシャルということもあって、余計にそう思ってしまう。
果たして、恋人である必要はあるのだろうか。と。

そんなわたしは昨日、美容院にいった。
minimoを使ったので、安い。
練習生の美容師さんに切ってもらうというものだったからだが、そこまで髪型にこだわりはなかったので、私にはラッキーである。
安いしか勝たん。

まあそんなこんなで、担当してくれたのは若くて身長の高いお兄さんだった。
最初は少し慣れてなさそうな感じがでていたが、話しているとどんどん明るくいきいきしていったように見えた。
私も話していて楽しかったし、良い美容師さんに当たったなあと感じた。

かっこいいし、話もおもしろい。
こんな人が彼氏なら楽しいだろうな、どきどきするだろうな、とかも考えたりした。

髪を切り終えお会計をすませると、担当してくれた美容師さんが外まで見送りをしてくれた。
そして、その時にインスタを交換してくれ、と言われたのだ。
びっくりはしたものの、インスタ交換に応じた。
「こんなに楽しかったのは初めてです。またきてください。」
そういって爽やかに笑う彼を見て、思わずきゅんっと胸が高まってしまった自分がいた。

美容師は世でいう、「付き合ってはいけない職業男子として一部で都市伝説化している3B(バンドマン・美容師・バーテンダー)」である。
たくさんの女の子に同じような対応をとっているのだろう。
わかってはいるのだが、彼氏には感じないドキドキを感じてしまった自分に思わず嫌気がさしてしまった。

美容師の彼はその夜、得にDMを送ってくるわけでもなく、ただ1つの投稿にいいねをしただけだった。
それをわたしは残念に感じた。
自分からメッセージをおくってしまおうか、とも思った。

最低である。
私には彼氏がいるのに。
全てを受け入れてくれる、大切な大切な彼氏である。

ただ、好きとか恋とか結婚とか、もうわからなくなってしまった。
どうしても刺激を求めてしまうのは、若気の至りなのであろうか。
ノンセクシャルなのに、そういうことはしたくないのに。

もうわけわかんない。

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