部下への性悪説のコミュニケーション。後悔はあるがこれもチャレンジ。

わが営業部は下記のメンバーです。

部長(私) 40代
Aさん 60代(前部長)
Bくん 40代(中途10年目)
Cくん 30代(中途4年目)
Dくん 30代(新卒10年目)
Eくん 20代(新卒6年目)

このチームでどれだけの数字が作れるか。プレイングマネージャーなので、自身の数字も作りながらのアドバイスにも限界があり、日々悩んでいるのが実情です。

でもみんなの活躍に驚かされることもあり、全員の成長がチームの成長であり、数字につながるということも実感しています。

ただ、明らかにごまかしやウソの報告をする部下もいて、それが今の一番のネックです。良いところももちろんありますが、正直、扱いにくいという思いが強いです。変に負けず嫌いのところがあり、自分は出来ている感を常に出しています。その反面、みんなからのアドバイスも欲しいと言い、「褒めて欲しい」を前面に出してきます。

とくに問題に感じているのが、「やります」と言いながやっていないことが多いこと。これが多いので、私の中でも評価は下げることが多いです。

そして、先日つい彼に本音に近いことを言ってしまいました。ウソだと思う報告に対して、「本当なのか?」と発してしまいました。基本的に部下には性善説で接していましたが、初めて性悪説でのコミュニケーションと取りました。ウソだと思う絶対的な裏付けはなかったですが、とにかく今回のこと以外でも、しょっちゅう体調が悪くなり休んだり、直行直帰がやたらと多かったり、詳しい報告を求めても帰ってこなかったりと、自分勝手なことが多いのです。

私自身が未熟だからだと思いますが、正直、彼の言動、報告に対しては「いらいら」が蓄積していました。またウソをついてまでもの保身は大嫌いだし、その場しのぎのウソや誤魔化しで自分を保ち続けることは成長の妨げになるという信念もあります。

性悪説のコミュニケーションを取ったことへの後悔の念は少しあります。部下にとって信じられていない、ということがどのような意味を持っているかもわかっています。私自身、信頼が社内コミュニケーションのすべてだと思っているし、それが無いところには発展はないとも思っていますから。

性悪説を伝えた部下に対して、伝えた以上これからが勝負だと思っています。今回のコメントが彼のためになるように、彼のプライドを守りながらも、良いビジネスパーソンになるべく接していこうと思います。そのためにはまずは自分自身が日々、誤魔化しをせず精一杯仕事に邁進し、成功も失敗も積み重ねながら、誰に対してもカッコ悪い姿も見せながらも、チームのために尽くしていく姿を続けるしかないと思っています。


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