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思ったより破壊的(エッセイ)

思わぬ破壊的な行為をしていた。

これは私の中で結構な衝撃で、驚きと共に笑いが出てしまった。

母と会話をしていた時、近くで小学生の女の子がぐずるような、イライラしていた。

「小さい子ってあーやってイライラ表現したりぶつけたりするよね。私もしてた。」と、私。

「それに、モノに当たってた。(笑)」

そんな私の言葉に母が一言。

「いしかは本当にモノを投げた。もうすぐ引っ越しするっていう時に、アパートの窓。イライラをビー玉に当たてて、ビー玉投げて、そのせいで窓にヒビがはいったんだよ。ピシーーーーーーって」

「えっ!!!!」

まさかの事実である。
その当時の記憶は、私の脳みそからはスッポリ綺麗に抜け落ちている。

「あはははははっ!!!!
私すごいね!!(笑)思ったより破壊的だったわ!」

ほんと、思ったより何倍も破壊的!。

モノに当たるといっても、せいぜいクッションとか、鉛筆とか、テレビのリモコンとか…………
そういうもので、傷は付けたことないと思っていたのに。

想像の何倍も凄い事をしてしまっていた。
「ビー玉投げちゃ駄目だよって言ったのに、聞かなかったんだから!」

ビー玉を投げて、窓ガラスにピシーッとヒビをつけた私。

私の知らなかった小さい頃の私。

思った何倍も破壊的だった私。

皆さん、怒りでモノを投げたくなったときは、柔らかいものをオススメします。


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