⑪周りと比べても幸せにはならない
「私ってたしかに細くはないけど、あの娘と比べれば私の方がマシだよね。」
えーっと。
毒が強めな表現にならないように注意しながら、出来る限り穏やかに言い表そうと、頭を捻ってみたのですが…無理でした。
シンプルにひどいセリフとひどい思考ですよね。
①話をしている人
②話を聴いている人
③引き合いに出された人
この光景には、最低でも3名の登場人物が出てくるのですが…
誰1人として「幸せになる事のない光景」だと考えてしまいます。
ですが・・・
現代はSNS社会とも言われていますから、こんな光景がそこかしこで起こってしまっていますよね?
個人的な意見として、ですが…
本当に良くないと思います。
なぜ?人と比べたがるのか?
気持ちはわからないでもないですし、その行為が「良い刺激を得るため」であれば、悪い事ではないと思うのです。
〇〇ちゃんがんばって痩せたなぁ…
次は私の番だ!私もがんばろう!
なんてね。(でも、焦っちゃダメですよ)
ですが、現代のSNS社会では、そういう刺激と受け取れないパターンの方が多すぎて、ほんとうに嫌になります。
ここは、私も上手く表現が出来ないですし、誰も嫌な思いをしないような表現が出来る自信がないので…
もし、不快な気持ちにさせてしまったら申し訳ありません。
予めお詫びさせて頂いた上でですが…
結局、
自分より劣っている人を見つけて安心したいだけなんだろうな。と。
そんな風に思えて仕方がないのです。
ですが、もちろん私にもその気持ちは解ります。
やっぱり、すごい人ばかり見てると疲れちゃうから。
でも、やっぱりこの思考では、誰かを幸せにする事も出来ないし、自分も幸せになれないと考えてしまいます。
ダイエットは何のため?
周りから認められるため?
周りから褒められるため?
周りから賞賛・称賛されるため?
他人と比べてマウントを取りにいくためのダイエットじゃない事を切に願います。
たしかに、周りから「痩せたね!きれいになったね!」という言葉は嬉しいに決まっています。
ですが、その人達が毎日あなたを褒めてくれる訳ではないですし、周りから認められたいのであれば、ダイエットよりももっと安全で効果的な事があるはずですよね。
過度な食事制限をして、人と比べて無意味な勝敗を競って、心を削って不健康と共に得た称賛よりも、もっと安全で確実な方法はあるでしょ?きっと。
いつも笑顔でいたり、家族を大事にしたり、友人を大切にしたりする方が称賛されると思うのです。
また「褒めて欲しい!」が透けて見えた時、周囲はびっくりするほどあなたを褒めてくれなくなります。
だって、みんな自分のことで手いっぱいですからね、
こじれた承認欲求に付き合っているほど暇じゃないと思います。
自分軸を大事にしないと現代は疲れる
周りと比べることをやめられない人の特徴としては、カラダ改善が出来た事によって得られる理想の体型や健康が『本当の意味で自分のためではない』ことが多いです。
だから、続かないのかな?と。
また、人と比べてダイエットを始めるから、思ったような成果が出ない時に、セルフイメージが極端に低下する事に繋がってしまいます。
だって、負けが確定しちゃいますからね。
あなたの事を好きと言ってくれる人が「そのままで良いよ。」って言ってくれればそれで良いのでは?とも思いますが、なかなかSNS社会は手ごわいですからね。
容姿
収入
パートナー
趣味や日常までも…
全部のカテゴリで比べる対象が簡単に見つかっちゃうんですよね。
本当に厄介な時代になっちゃいましたね。
解決策は自分自身
この問題に対しては、私も上手に解決策を見い出せずにいます。
本当に自分次第になってしまうと思うのです。
極論、
「SNSを見ない」事が最善の策になっちゃいますしね。
それでも私の経験上、
人と比べてダイエットに取り組む人は、幸せな結果を導く事が難しいです。
たとえ、5~10kg減量に成功して、トレーニングも行ってスリムになったとしても、その状態を維持する事に心が疲弊してきちゃいます。
もしくは、次の比べるターゲットをSNSでかんたんに発見“しちゃって”、さらなるダイエットに取り組み始めます。
ゴールのないエンドレスなレースを“勝手に”始めてしまうのだから、そりゃいつまでも心が持つわけがありません。
自分が満たされれば終わる(はず)
ただ、この不毛なエンドレスダイエットも、きっと、自分自身が満たされていると実感する事が出来れば、終わりが来ると信じています。
だから、本当に無理をしないで欲しいですね。
カラダも心も疲弊して、手遅れになってからでは遅いですし、そこから改善するにしても時間と労力は必要になってしまうでしょうから。
SNSって使い方次第では本当に便利なツールですが、そこそこ闇の部分も多いツールだと思います。
スマホがある事が当たり前で青春時代を過ごした世代もそうですし、コロナ渦でリアルよりもSNSのつながりが重要になってしまったこの2~3年がもたらした弊害は、そこそこ大きな問題だとも思えてしまいます。
無理に人と比べて優劣を競うと、シンプルに心が疲弊します。
仕事も恋愛もダイエットも、自分と自分の大切な人が満たされる為に取り組むべきなんじゃないのかな…
なんて思う今日この頃です。
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