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⑫褒めるダイエットの方が成功する

ダイエットって、どうしても自分のコンプレックスと向き合う作業になりがちなので、やればやるほどセルフイメージの低下に繋がる行為です。

ダイエット中は、1日の中で自分の良いところに目を向ける回数よりも、自分の嫌なところに目を向ける回数が増えてきちゃいますよね?
だから、ダイエットに気合いは必要ないし、がんばるのではなく、淡々と取り組んだ方が良いのです。

当然の事に、当然のように向き合って、一喜一憂しない。
「毎日、体重計に乗るのは無意味」と言っているのも、感情の乱高下を起こさないためのモノです。

ダイエット中の自分を褒めていますか?

あなたはダイエット中の自分を褒めていますか?
もし、褒めていないのであれば、ちゃんと自分を褒めてあげてください。

え?でも、褒めるような成果も出てないし…
なんて思うかもしれません。

いやいや、まずは「カラダ改善の必要がある。」と“気づけた自分”を褒めてあげる事が出来ますよね?
意識を変えるキッカケを作った自分は、十分に褒めるに値するはずですよ。

大変な事を選ぶと褒めるのが難しい

ダイエットに取り組む多くの人が、いきなり大変な事を選択します。

  • ジム通い

  • 計画を立てず急に始める

  • 断食

  • 過度なトレーニング

  • 大幅な食事制限 などなど

1つ1つのミッションは大変ですから、かんたんに挫折が出来ます。
だから、すぐに面倒くさくなって続かない。

いつも、そんな自分を目の当たりにしたら、褒める事は難しいかもしれませんね。

計画を立てて徐々に徐々に

だから、計画を立てて、徐々に徐々に取り組む事の方が、絶対に健康的にキレイに痩せる近道になるのです。

段階的にゴールを決めて、そのために「必要な事」と「現時点では必要のない事」を、ちゃんと振り分けて取り組む。
焦らず、徐々に徐々に。です。
そうしていく方が「習慣化」しやすいのは言うまでもありません。

生活習慣の改善は、新しい習慣を作る行為ですからね。

無茶や無理をしないので、必然的に出来た事の方が多くなります。
出来た事があったら、すかさず自分を褒めてあげてください。

  • 今日は間食の甘いモノを我慢できた。

  • いつもより時間をかけて食事ができた。

  • 予定の歩数を歩けた。

がんばった自分を褒められない人の特徴

  • 他人の目が気になってしまう。
    (常に他人と自分を比べてしまう)

  • 責任感が強く、妥協できない。
    (自分なんかまだまだと思う癖)

  • 失敗したくない。
    (上手く行かない自分への恐怖心)

  • 理想が高い。
    (非現実的な目標設定は毒でしかありません。)

いわゆる《完璧主義》な人が多い傾向があります。

何を隠そうわたしも完璧主義の人間でした。
だから、20代の頃は自分で自分の事を褒めるなんてしたことがありません。

たとえ、周りから認められて褒められたとしても、自分が納得行かない部分に目が行ってしまう。
その部分を強く意識してしまって、もっとがんばらないとダメだ!と思ってしまう。
いつも誰かと比べて、何かと比べて、劣っている自分を認めたくない。
そんな私だったのです。

20代フィットネスインストラクター時代

完璧にこだわると、悲劇を招く

  • 不器用な自分が嫌い。

  • 何かと上手く行かない自分が嫌い。

そんな自分が大嫌いで、でも、私はがんばる事しか知らない。
闇雲に目の前の事に取り組むことが正義だと思っていた。

そんな感じでがんばり続けた結果…めちゃくちゃカラダ壊しました。

極度の生理痛に悩まされ、身体の体温は低く、いつもエネルギーが枯渇している。
やらないとダメだ!という感情があるのに、身体がついてこない。
だから、さらにやれない自分を責め続ける。
どんどんセルフイメージが低下する。

最終的には救急車で運ばれ、長い事通院を余儀なくされることにもなりましたし、本当に色々な面で大変でした。

褒めて良い

で、ある時に思ったのです。
出来ない自分を認めて、許してあげる事も大切だと。
出来なかったことを真っ向から否定するのではなく、まだ途中段階だということを認識していこう。
そして、出来た時は自分で思いっきり褒めてあげよう。と。

そうしたら、色々な事がすごく楽になりました。
人を認める事も出来るようになって、比べる事も少なくなって、無意味な勝負を自分に課さなくなりました。
そうしたら、トレーナーの仕事も苦じゃなくなりましたし、お客さんの反応もカラダ改善の結果もガラっと良くなりました。

だから、あなたも無暗やたらにがんばるのではなく、ちゃんと自分を褒めてあげて欲しいのです。
コンプレックスばかりに目を向けるのではなく、出来ていない事ばかりに目を向けるのではなく、出来た事が何か?で自分を見てあげてください。

大丈夫。
出来ない事があったって、恥ずかしくないし、みんな同じですよ。

大丈夫。
あなたにも、出来ている事は必ずあるはずだから。
もっとその部分を見てあげてください。

それが、継続するための大切な栄養になりますから。

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