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単体

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単体もののまとめ 小説、感想文など
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#小説のようなもの

人間不信は嘘を吐く まとめ/不信の共感 

五ヶ月ほど続きを書けてなくて手をつけるかと思ったけど一つにまとめておまけとして不信の共感を書くことにした
題名はそのまま使ってるけど文中にそれっぽいの書けなかった
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   不信の共感

胸と子宮を取りたいと思って、ずっと悩んで親に伝えたけど高校では無理だと言われた。
一言で、片付けられた。
今まで我慢したのに

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「不適切」と言うお題に出す予定だったやつ

なんかちょっと違うなと思って出さなかったやつ
無題
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「手紙が届く頃、君は死んでいるだろうか。まだしぶとく生きているだろうか。死ぬ前に聞かせろと言われていたこと、聞かせてやるよ。直接になれなかったことは、すまない。だが死ぬ前に聞く最後の声が僕でなくてよかったろ。僕のことは嫌いだろ。もう君の知り合いはいないんだろ。僕が最後だ。知っているぞ。教えてもらった。そ

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正夢

   正夢

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彼女が眠ってる。
すやすやと、心地よさそうに。
「おはよう××」
なんだか、悪い夢を見ていたみたいだ。
彼女は今日も僕の目の前で生きている。

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四月に入った。
花見に来た。
彼女は直で桜を見るのは初めてだった。
「僕はあなたのことが好きです。
一生一緒にいてください」
「…ありがと」
彼女は照

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火弔(かちょう)

ちょっと前の夢日記からの創作
実際の火葬にどれくらいかかるかとか知らずに書いてます
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友人の姉が死んだ。
腹で二つに割れていた。
気になっている人で、そんなに話したことはなかった。
友人は泣いていた。
自分にとっても姉のような人だった。
複数の家族が一世帯で暮らしているから、子供たちはみんな友人で兄弟のようなものだ。
喪服に着替えて昼食の準備がされている。

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別れ、巡り まとめ

自分用まとめ

参考メモ

愛別離苦 親愛な者と別れる辛さ
友人:月桂樹(げっけいいつき)、霜月四葉(しもつきよつば)
月桂樹の葉 私は死ぬまで変わりません
四葉(よつば) 私を思って、幸運、約束、復讐
霜月 十一月の別名
カーネーション
黄 嫉妬、侮辱
濃い赤 欲望、心の哀しみ

追記

#私の最高の友達

締切1日過ぎてました
すみません
※この話は全てフィクションです

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小学校に通えたのはたった一ヶ月だった。
同じ年に生まれた人たちはみんな中学校を卒業した。
家よりもずっと長く真っ白な壁の病院に住んでいる。
二人部屋で何人も入っては出ていった。
時にはこの世から出て逝った子もいた。
私はずっと同じ部屋で、なんの病気かも分からないままずっと、ずっとただ過

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文学国語での二次創作

文国の授業でやった「デューク(江國香織さん)」の二次創作
(URLを貼っていいのか分からなかったので原作は調べてください。『デューク 江國香織』で出ます)
その後を書いてみましょうって授業
三種類書いた
どっかに出したいと思ったのでここで
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   「雪解け」

しばらく突っ立っていると冷え込んで雪が降ってきた。
色とりどりの視界の中にちらほら白が混ざる。

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紙中

去年書いた小説のようなもの
『いたずらに 桜をかけば 散っていく 止まらぬ時は かみのいたずら

悪戯に 桜を掻けば 散っていく 止まらぬ時は 神のいたずら

徒に 桜を書けば 散っていく 止まらぬ時は 紙のいたずら』
こちらの小説っぽくしてみた版
一足お先にを読んだ後だった
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   紙中

今年も病室から桜がよく見える。
綺麗だけど、今日は風が強い。

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俗説

題名を思いつかなかったやつ
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「性別違和の正体は前世の性別である。魂の性別と身体の性別が一致しないことから起こってしまう障害である」
そんな俗説が広まって、非難の目は同情の目に変わった。

「れーくん、次あれ食べよ」
「さっきお腹いっぱいって言ってなかった?」「デザートは別だもん。一緒に食べよ」
「……先に他のところ行かない?」
「いいよ。でも絶対後で来よ

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私の神様

去年書いた小説のようなものです
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   私の神様

保育園が一緒だった。
小学校も一緒だった。
中学校もクラスは違うけど一緒だった。
高校は別だったけど、近かったから一緒に登下校できた。
進路は違ったけど、同じアパートに住もうって言ってくれたから、空いていた一つ下の階の部屋を借りた。
私は所謂OLで昼に仕事をした。
琳寧(りんね)はキャバクラで働いていて

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人形癖〜リナリア〜

去年書いた小説のようなものです
続ける予定でサブタイトルをつけたけど結局続いてない
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   人形癖〜リナリア〜

僕は父が好きでした。
僕が何かして母に怒られても必ず庇ってくれました。
母も優しかったですが、母以上に僕に優しい父でした。
好きなものを沢山食べさせてくれました。
嫌いなものは皿からこっそり取って食べてくれました。
そして母にバレてよく一緒に

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嫉妬欲

一昨年初めてコンクールに応募した女生徒の二次創作
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   嫉妬欲

朝、細く開いたカーテンの隙間から朝日が零れている。
部屋に浮かぶその線を見て、溜息をつく。
「今日も学校に行かなくちゃ」という気持ちと一緒に、なんだか変な感情が込み上げる。
一体なんと呼ばれる感情なのか。
笑顔と泣き顔が混じったような。
昨日、夜中にあんなに降っていた大雨は止んでしまった

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