マガジンのカバー画像

単体

51
単体もののまとめ 小説、感想文など
運営しているクリエイター

記事一覧

人間不信は嘘を吐く まとめ/不信の共感 

五ヶ月ほど続きを書けてなくて手をつけるかと思ったけど一つにまとめておまけとして不信の共感を書くことにした
題名はそのまま使ってるけど文中にそれっぽいの書けなかった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

   不信の共感

胸と子宮を取りたいと思って、ずっと悩んで親に伝えたけど高校では無理だと言われた。
一言で、片付けられた。
今まで我慢したのに

もっとみる

夢痴 まとめ

マガジン整理のためのまとめ

羅生門 二次創作 まとめ

授業で書いた羅生門の二次創作まとめ
原稿用紙一枚渡されて書きすぎちゃった「下人のその後」

“僕”が生まれた直接的なきっかけ

笑く花 まとめ

さくはなと読みます
マガジン整理のためにまとめ
記事数が結構ある

永久欠番のあなたへ

誰も座ってはいけない椅子
誰も入ってはいけない場所
誰もなってはいけない唯一無二の存在
そうなっているよ
ありふれた人間だと思い込んでいたのにね
君に憧れて守られて生きている誰かがいる
でもその誰も過去君がいたテリトリーには入らない
入れない
零れ落ちながら流動し続ける桜を模倣することなんてできない
名前だけ使われているよ
それが望まれないことだと分かって使っているみたい
永久欠番にしておくには、

もっとみる

誕生日ってやっぱり「おめでとう」じゃないと思う

書いてから時間が経ってしまいました
書いて出してもらおうと思って置いといて投稿を忘れてました
本編ー線以下
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
最近朝はEテレ見てる
お母さんが朝から事故だの事件だの見たくないって言ってから、Eテレならそういうのないよってことで見てる
僕が見てた頃とかなり変わっていてSDGsや性教育についてもやってる
今日(4/25)はなんで誕生日っておめでとうなの?ってや

もっとみる

小さなオルゴール

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
私は人型のオルゴール
背中のゼンマイを巻かれたら切れ目に沿って口がパクパクして歌うの
歌詞はないんだけどね
しかも口じゃなくて私のスカートの下に隠れてるスピーカーから音が鳴るの
可笑しな仕掛け
私は世界に一つしかないんだって
私を作ったお父さんが言ってた
私はいつもはお父さんの他の作品と共にガラス張りのショーケースの中で過ごすの
快適よ
お父さん以外人間

もっとみる

「不適切」と言うお題に出す予定だったやつ

なんかちょっと違うなと思って出さなかったやつ
無題
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「手紙が届く頃、君は死んでいるだろうか。まだしぶとく生きているだろうか。死ぬ前に聞かせろと言われていたこと、聞かせてやるよ。直接になれなかったことは、すまない。だが死ぬ前に聞く最後の声が僕でなくてよかったろ。僕のことは嫌いだろ。もう君の知り合いはいないんだろ。僕が最後だ。知っているぞ。教えてもらった。そ

もっとみる

炭酸刺繍

 シャボン玉

「スカッとスッキリ炭酸水!」
惹かれどころのないキャッチコピー
弟が好みそうな新人アイドル
作業用に垂れ流してたテレビを消す
ありきたりの刺繍を施し終えたハンカチを畳む
飲み残しのボストンクーラーを飲み干して
数時間の浅い眠りにつく

雲の隙間から遅めの朝日が漏れ始める
姪の弾んだ足音とチャイムに玄関に向かう
「シャボン玉飛んだ♪」
歌いながら跳ねる足の虫除けリングが激しく揺れる

もっとみる

カバー小説が思ったよりあったからまとめ

ネタ切れもあるのでしばらくまとめが増えるかも

正夢

   正夢

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

彼女が眠ってる。
すやすやと、心地よさそうに。
「おはよう××」
なんだか、悪い夢を見ていたみたいだ。
彼女は今日も僕の目の前で生きている。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

四月に入った。
花見に来た。
彼女は直で桜を見るのは初めてだった。
「僕はあなたのことが好きです。
一生一緒にいてください」
「…ありがと」
彼女は照

もっとみる

火弔(かちょう)

ちょっと前の夢日記からの創作
実際の火葬にどれくらいかかるかとか知らずに書いてます
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
友人の姉が死んだ。
腹で二つに割れていた。
気になっている人で、そんなに話したことはなかった。
友人は泣いていた。
自分にとっても姉のような人だった。
複数の家族が一世帯で暮らしているから、子供たちはみんな友人で兄弟のようなものだ。
喪服に着替えて昼食の準備がされている。

もっとみる

祈りの雨

“祈り”はWikipedia参照
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

祈り・・・世界の安寧や他者への想いを願い込めること。
“利他”の精神。

神への礼拝。
古い、古い、思考病。
奇数の年には女の指を偶数の年には男の指を、毎年10から20の若い指を一本ずつ、村を見下ろせる山にある寺の祠に奉る。
加えて十年に一度、その年に16になる子供を一人祠に奉る。
私は44人目の贄。
私と決まった時、

もっとみる