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明桜生
2024年8月24日 18:14
花に溺れたの夢から覚めてそう思った肺に花の甘い香りがいっぱいに詰まって、仰向けに寝転がっていて、花びらを大量に貼り付けたような天井と地肌に触れる花びらの床とに柔らかく挟まれて舌になにも触らないのに花の蜜の味がして鼻腔に空気を感じないのに香りがして現実ではあり得ない“花の音”が鼓膜を揺らして光もないのに網膜に大量の花びらを映して全部が柔らかくてあたたかい夢だった
2024年8月22日 18:13
生まれた時から目が全く見えなくて、なのに夢の中では色が形が分かる実際の形かは分からないどの色がなんと呼ばれているかも分からない空は青いと聞くけれど、この色が青なのか海も青いと聞いたけど、空の色と違う近くに寄ったら色が変わる砂に近い色海と砂は別のはずなのに、似た色雲と空もそう雲は白って聞いたのに、雲の端の方は空に近い色色は不思議みんな名前で呼べるのにその名前の色を誰も伝えられな
2024年8月3日 20:57
また忘れそうだったーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーハッピーエンドは夢の中読点でバッドエンドを繰り返しては徐々にほんとのエンドに近づいていくそれがどんなものなのか、見方によって変わると言えばそれまでだけども一つが多々に多々が一つにいくつもの夢を寝ては覚めては繰り返し現実がどこかも忘れ去って夢の泡沫に溺れ緩やかな窒息死に人生ゲームのコマを進める
2024年7月31日 18:11
小さい頃はよく夢を見た枕の上で大人になった自分を何種類も見た今では寝ても覚めてもなんの夢も見ないいつから見てないかも、覚えてない元々毎日というほどは見ていなかった一ヶ月に数度が、一ヶ月に一度になって、数ヶ月に一度になって、いつからか、見ていないとりあえずの目標だけ掲げ、とりあえずの登下校、とりあえずの生活何のために?なにかのために別のなにかの優先度を下げるのがとりあえずな
2024年7月23日 18:08
立派な夢なんて持てなくてただなにもできないまま生きる価値を殺すだけなにもできずに逃げもできない弱者が守られるなんてそんな世界は甘くなくて価値がなければ邪魔なだけ守られたいなんて願望が夢になったりするのかなバケモノだああ、化け物さ人間に化けてるだけなんだそんなことしたってなんもなんないのになんでか羨ましがってなんでそんなくだらないものに成りたくなってしまうのか殺傷力の高い
2024年7月13日 18:04
羽なんてあっても飛べない偽天使 飛べない「まだ」って言えたらいいのにその空白に埋められない分かりきっちゃってるからこんな羽じゃ飛べやしない誰のとこへも飛んで行けないこの川に映る朝焼けも摘むのを躊躇う花畑もわざわざ手間暇かけた綺麗なグラフィックそんなドラマチックな人生歩んじゃいないのに着飾らないと世に出れやしない服を着ないなんて変質者裸でいるなんて受け止められやしない
2024年7月4日 18:44
この学校なんでオカルト部が一度廃部になったか、知ってる?学校の七不思議を確かめようってね、夏休みの登校日、顧問の先生に付き添いを頼んで、夜の八時まで学校にいる許可を貰ったのこの学校の七不思議は踊り場の大鏡、トイレの花子さん、美術室のモナリザ、学校をうろつき回る人体模型、真夜中に鳴るピアノ、書き足される絵、そして六つ集めたら何か起こるってやつ八時までだからね、時間が限られてるものは諦めて、その
2024年7月1日 18:06
生暖かい風が吹く街へ山へ吹く風に身を任せてどこかも知らないところへ歩き出す心地のいい野宿をして夢を見る仮面を作って壊して舞踏会で踊ってタブーを破れば連れ去られるどこに?誰に?何も知らない美しいものに惹かれても耐えなきゃいけない耐えきれず触れてしまったら連れていかれる火に焼かれるその後は食べられるか捨てられるか祭りの音がするほんのり白酒の匂いもする近づいてみると、屋台はほ