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おひとり様日記 美術館編

初めまして 私 「もう少々和尚」と申します。
近年独身率は上がる一方ではありますが、その数字を握っている私が休みの日「お一人様」としてどういった過ごし方をしているかを日記にしていくシリーズとなります。

#休日のすごし方  
今回は投稿企画に則り休日のすごし方についてですが、私はよく美術館へ行きます。

30代会社員独身男性がどう美術館で楽しんでいるかを記事にして行きます。


・美術館に行く目的

みなさまは美術館へは何目的で行きますか?
期間展で開催されている個展や常設展、また一般公募展もやっていたりお習字されている方は展示されたこともあるのではないでしょうか?
色々ありますが、私の一番の目的は「とりあえず行ってみるです。」
正直、美術館のこれが好き!というのは特にありません。
ただ美術館に行けば何かしら面白いものがやっているだろうと、ある種信頼をしておりますのでとりあえず気が向いた美術館に行ってみるというのをよくしています。

・おすすめの美術館

私が個人的におすすめのなのが六本木にあります「国立新美術館」です。

夕日が映えますね。
金、土曜日は20:00まで開館しており夜も綺麗です。

さて、目的は特にないと先ほどお伝えしましたが国立新美術館の特徴として「常設展」がありません。
といいますと所蔵品がないため国立新美術館は期間ごとで中身が全く違う訳です。
なので毎回内容が変わっている為雑な言い方をすると「知らんけどなんかやってるだろ」というスタンスで行くことも可能ですし、「おっ、今日夜までやってんじゃん!寄ってこう。」もOKです。

西陽が入るととっても綺麗です。
夜間までやっていない日でも季節によっては夕日が拝めます。

国立新美術館は「六本木エリア」にありますので食事も取りやすいですし、「美術館はついで」でもいいのです。ちょっとした空き時間に寄りやすいのも私のお気に入りポイントです。
そして大体の美術館ではカフェが併設されている為、ちょっとの息抜きにもオススメです。
美術館では特別展で展示されている作品や作者由来のメニューなどもあり雰囲気も含めて楽しめますね。

・美術館 鑑賞中の楽しみ方

そしていざ展示室に入る訳ですが、私が展示を見る上で決めている事があります。

①深く考えて見ない

②興味がなければ素通りする

③一人でいく

以上3点です。

①深く考えて見ない

作品それぞれを見て回ってちゃんと作者の意図を汲み取ろうとするとかなり大変です。
西洋絵画ともなると作者周りの人間関係(師匠や弟子、グループ)、政治的背景(00が00に描かせたetc)、当時の情勢(戦争から逃げている時期)などなど絵に書いてある事以上の情報も汲み取らないといけなかったりで結構大変です。
もちろんそれらを理解すればただ作品を見るだけよりも楽しめることは間違いないです。

ただ私はサクっと見て、特に気になったものを調べてみる。という程度にしています。
正直大きな美術館で展示されるような方であればネットで作品名を調べればなんとなくの情報は得られますし、海外の方で「個人名+美術館」があるような方であればそれこそ作品解説やファンサイトもあったりと情報はネットでも十分得ることは可能です。

ただ美術館にいることの一番のメリット、「直で作品を見れる」これが一番です。
NFTも最近はありますが絵画であれば複雑に折り重なった塗料や筆跡、筋骨隆々な彫刻像などスマホ越しからでは殆ど伝わらない「迫力やオーラ」を存分に感じる事ができます。
その迫力も含め気に入った作品がありキャップションからなんとなくどういう作品だったんだろうと予測を立て、ネットで調べてこういう作品だったのかと答え合わせをするのが楽しみです。

②興味がなければ素通りする

会場にもよりますが美術館では順路に沿って作品の並びを考えてくださっています。
「この作品があるから、後に出てきた作品が紐解ける」なんてこともあるので順番通りに見たほうがもちろんいいですし、せっかく来たからには作品を全部見たいです。では全部見ようとするとどうなるか、「めっちゃ疲れます」

美術館というと落ち着きがあって余裕たっぷりに作品に触れ、大人だなぁというイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが所謂美術に詳しくない方でも知っているような「ゴッホ」や「モネ」などの展示会は人の入りが激しく作品を見ているのか人の頭を見に来てるのかわからない状態になることも珍しくありません。
そんな状態で順路通りに進み、人で作品が全然見れないと思いつつ、見たいという気持ちでじわじわ進みやっと見れたと思いきや同じ思いをしてる人が後ろに何人もいる訳です。そしてじっくり見れず流れにのまれる。
展示を最後まで見終わり感想一発目で「疲れた。」は悲しい話です。

なのでそういう時は諦めが肝心です。
さっと通り抜けましょう。

また、特に下調べもせずなんとなくで入った展示会。
人によって好き嫌いはもちろんありますし、私は「作品を通した作者とのコミュニケーション」だと思っています。
正直人の話を聞くだけでも「喋り方が嫌い」「声が嫌い」「話し方が上手い」「話してて落ち着く」など色々な感情がありますが作品を見ても同じだと私は思っています。
結局何を言いたいのかわからなかったり、言葉では説明が難しいけどこの作品を見てるとすごく落ち着く。
そういったものに関しては作品を見て初めて感じる部分だと思います。
なので作品を見てピンとこないかも。と思うのであれば無理に分かろうとせずサッと通りすぎて行っても間違いではないはずです。

③一人で行く

これは一度好きな女の子と美術館に行った時ですが、どうしても見たかった展示でありながらも好きな子がいると「全く作品が目に入りません。」
人混みではぐれてないかな?もっと見たいかな?逆に飽きてて先進みたいのかな?
なんて考えていると作品達はもはやオシャレな壁です。
全く楽しめませんでした。
友達と行ったこともあるのですが逆に気を使わな過ぎてどんどん離れたりまだここ見てるのか、とペースが全く合わなかったりすると大変です。
また展示室内で作品と関係ないことを喋っていようものなら周りの方に迷惑ですし、逆に迷惑だろうなと思うと同行している人と特に話すことはなくなります。
「じゃあこれ誰かと行く必要あるか?」と。
悪いとは言いませんが作品や展示室の雰囲気にのめり込めるかに関しては一人で行った方が断然いいと思います。
私のコミュニケーション能力の話でもあるので複数人でも問題ないと思いますが。

・最後に

美術館というとハードルが少し高めなような気もしますが、正直楽しみ方の幅は物凄く広く、裾野も広いので深く考えようとしなくても楽しめますし雰囲気を味わうだけでも十分です。
東京都内だけでも美術館の特別展は三ヶ月おきで変わることが多いですが都内の美術館を回っているとそのローテーションを無限に楽しめるので
「飽きる」事がないのは趣味としても大きな強みだと思っています。
複数の美術館に行くようになると、この人の名前〜で展示してたな。であったり
あー!この作品てもしかして〜のやつか!など特に覚えようとしていたものでなくても作品を見て思いだしたりと美術の繋がりを体感できます。

ちょっとの空き時間や何かのついでなど軽い気持ちで行く方が逆に作品にとっかかりを作りやすく先入観もない方が楽しめると思います。
ただそこに行くだけでも十分楽しめる「美術館巡り」オススメです。
みなさまもぜひ。


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