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先輩が会社を辞め、苦しむ話

先輩が会社を辞める。

それは雰囲気でわかった。
毎週のように有給を取り、定時で即帰宅するようになった。
いつもは10時から22時まで会社にいるのに。

有給をとれるだけ良い会社なのかもしれない。
当たり前のことなのに、そう思ってしまう。
いつの間にかそんな社会人になっていた。

そんなことを考えながら働いていると、
1日ごとに仕事が増えていることに気が付く。
あたかも自然に引き継ぎを行なっているが、
不自然極まりない空気が部署に漂っている。

仕事量が増える心配やストレスより、
自分のモチベーションが先に折れてしまった。

やる気が突然消えてしまい、心に穴が空いた感覚。
そして、胸が張り裂けるような痛み。

苦しい理由を具現化しようと、必死に頭を回した。

たどり着いた結論は、
『先輩からの評価をモチベーションとしていたから』

先輩から認められるのが自信に繋がり、
褒められるのが嬉しかった。

どれだけ歳を重ねても、精神年齢はずっと子供のままだ。

これからは何をモチベーションにして働けばいいのか。
(そもそも働きたくないという前提はさておき)

考える前に、転職サイトを開いた。

この会社の未来は危うい。

なぜなら、先輩は会社のほぼ全員から慕われていたからだ。
仕事もでき、愛想も良く、なぜここで働いているか疑問に思うくらいに。

1度、そんな質問をしたことがある。

私 「先輩はどうしてこの会社に来たんですか?」
先輩「前職はやりがいとか、楽しさを感じられなくてね…
   まぁ、給料は良くて安定してたけど」

安定よりも、内心部分の充実をとった先輩。

その先輩が辞めるということは
先輩が求めたやりがいも楽しさも、ここにはもうないのだ。

残ったのは、安月給と残業のパレード。
十分辞める理由に値するだろう。

そう思いながら、自分の『やりがいや楽しさ』も
なくなったことを実感する。

私も今すぐ辞めたい。
しかし、今辞めたら他の人に迷惑がかかる。
…という思いが巡った。

お人好しといえば聞こえがいいが、これは自己防衛だ。
人から悪く思われ、何かを言われることに怯えているだけである。

とはいえ、他人が他人の人生を左右するのは
なんだかムカつくので、頭の整理がついてから動こう。

などと言うのは、時間が勿体無いため
誰が見るかもわからない場所ではあるが…

【転職希望情報】
年齢:22歳
職歴:自称IT会社で3年勤務
希望:在宅ワーク(集中でき、効率が上がるため)
   将来に不安を抱えず暮らせるお給料
   ✨ホワイト企業✨

■自己PR
『やったことないことは、とりあえずやってみる』という
物怖じしないチャレンジ精神だけはあります。
メキシコに行った際、行列を見かけ並んでみたら
崖ジャンプの列だったので、そのまま飛び降りてみました。
怖かったです。
未経験ですが、エンジニア職に興味あります。
こんな記事を書いておりますが、自他共に認める
真面目な人間ですので、雇って後悔させない自信はあります。

素敵な求人があればお待ちしております。

この話はさておき、
先輩が辞めることで得た教訓を、今後に活かそうと思う。

これからは、他人に人生を乗せるのはやめよう。






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