「目標」についてまとめてみた

2022年10月10日:自分の目標についてまとめてみた。

まず前提として、僕は「夢や目標を設定する目的は、それを達成することではなく、日々の生活を充実させることにあると」考えている。

上記のように考える理由は、この2つのことが腑に落ちているからだ。
①「エネルゲイヤ的人生とキーネシス的人生」(嫌われる勇気・アドラー心理学)
②「ドーパミンの分泌量と逓減」(the three happiness・樺沢紫苑)


[①エネルゲイヤ的人生とキーネシス的人生]
Q、夢を追いかけている人が今日死んじゃったとしたら、その人の人生って失敗?
この問いの答えのヒントになるキーワードが、「キーネーシス的(動的)な人生とエネルゲイア的(現実活動態的)な人生」

嫌われる勇気・引用スタート↓

哲人「もしも人生が山頂にたどり着くまでの人生だとしたら、人生の大半は「途上」になってしまいます。つまり、山を踏破したところから「本当の人生」が始まるのであって、そこに至るまでの道のりは「仮の私」による「仮の人生」なのだと」

哲人「では、仮にあなたが山頂にたどり着けなったとしたら、あなたの生はどうなるのでしょう?事故や病気などでたどり着けないこともありますし、登山そのものが失敗に終わる可能性も十分にあり得ます。「途上」のまま、「仮の私のまま、そして「仮の人生」のまま、人生が中断されてしまうわけです。いったい、その場合の生とはなんなのでしょうか?」

哲人「こう考えてください。人生とはいまこの瞬間をくるくるとダンスするように生きる、連続する刹那なのです。そして、ふと周りを見渡した時に「こんなところまで来ていたのか」と気付かされる。バイオリンというダンスを踊ってきた人の中には、そのままプロになった人もいるでしょう。司法試験というダンスを踊ってきた人の中には、そのまま弁護士になった人もいるでしょう。執筆というダンスを踊り、作家になった人もいるかもしれません。もちろん、それぞれ別の場所に行きつくこともあります。でもいずれの生も「途上」で終わったわけではない。ダンスを踊っている「いま、ここ」が充実していれば、それでいいのです。」

哲人「ダンスにおいては、踊ることそれ自体が目的であって、ダンスによってどこかに到達しようとは誰も思わないでしょう。無論、踊った結果としてどこかに到達する事はあります。踊っているのですから、その場にとどまることはありません。しかし、目的地は存在しないのです。」

青年「目的地の存在しない人生などあってたまるものか!そんなふらふらした風まかせの人生、誰が認めますか!」

哲人「あなたのおっしゃる、目的地に到達せんとする人生は「キーネーシス的(動的)な人生」」ということができます。それに対して、私の語るダンスのような人生は「エネルゲイア的な人生」と言えるでしょう。」

哲人「目的地にたどり着くまでの道のりは、目的に到達していないという意味において不完全である。それがキーネーシス的な人生です。」

哲人「一方、エネルゲイアとは、「いまなしつつある」ことが、そのまま「なしてしまった」ことであるような動きです。」

哲人「別の言葉でいうなら「過程そのものを、結果としてみなすような動き」と考えてもいいでしょう。ダンスを踊ることもそうですし、旅などもそうです。」

哲人「旅という行為の目的は何でしょう?たとえばあなたがエジプトに旅をする。このときあなたは、なるべく早くクフ王のピラミッドに到着し、そのまま最短距離で帰ってこようとしますか?そんなものは旅とは呼びません。家から一歩出た瞬間、それはすでに「旅」であり、目的地に向かう道中もすべての瞬間が「旅」であるはずです。もちろん、何らかの事情でピラミッドにたどり着けなかったとしても、「旅」をしなかったことにはならない。それがエネルゲイア的な人生です。」

哲人「登山の目的が「登頂すること」にあるのなら、それはキーネーシス的な行為でしょう。極端な話をするなら、ヘリコプターで山頂に向かい、5分ほど滞在し、再びヘリコプターで帰ってもかまわない。もちろん山頂にたどり着けなかった場合、その登山は失敗だったということになります。しかし、目的が登頂ではなく登山そのものであれば、エネルゲイア的ということができます。結果として山頂にたどり着くかどうかは関係ないのです。」

哲人「人生は連続する刹那であり、過去も未来も存在しません。あなたは過去や未来を見ることで、自らに免罪符を与えようとしている。過去にどんなことがあったかなど、あなたの「いま、ここ」にはなんの関係もないし、未来がどうであるかなど「いま、ここ」で考える問題ではない。「いま、ここ」を真剣に生きていたら、そんな言葉など出てこない。」

哲人「いま、ここ」にスポットライトを当てるというのは、いまできることを真剣かつ丁寧にやっていくことです。」

哲人「たとえば、大学に進みたいと思いながら、勉強しようとしない。これは、「いま、ここ」を真剣に生きていない態度でしょう。もちろん、受験はずっと先のことかもしれません。なにをどの程度勉強すればいいのか分からないし、面倒に感じるかもしれません。しかし、毎日少しでもいいから、数式を解く。単語を覚える。つまりはダンスを踊る。そうすると、そこには必ず「今日できたこと」があるはずです。今日という1日は、そのためにあったのです。決して遠い将来の、受験のために今日があるのではありません。」

哲人「ほんとうはこれがしたいけど、やるべきときがきたらやろう」と考える。これは人生を先延ばしにする生き方です。人生を先延ばしにしているかぎり、われわれはどこにもいけませんし、味気ないモノクロームの日々が続くだけでしょう。「いま、ここ」も、すでに本番なのです。

哲人「人生における最大の嘘、それは「いま、ここ」を生きないことです。過去を見て、未来を見て、人生全体にうすらぼんやりした光を当てて、なにか見えたつもりになることです。

引用終了↑

Q、夢を追いかけている人が今日死んじゃったとしたら、その人の人生って失敗?
A,エネルゲイア的な人生においては、今日死んだとしても人生は失敗ではない。

⇒エネルゲイア的な視点に立ったとき、常に「いま、ここ」を生き、人生は常に完結している。キーネーシス的な視点に立ったとき、仮の人生・仮の私を生き、人生が中断されたときには人生失敗したと感じる。

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[②ドーパミンの分泌特性について]
ドーパミンとは、神経伝達物質の1種類である。脳内でドーパミンが分泌されると、「やる気が高まる、学習意欲が高まる、集中力が高まる」などのポジティブな効果がある。基本的に人間の行動のほとんどはドーパミンによって引き起こされる。
脳内物質・神経伝達物質・幸せホルモンの概要が良くまとまってる動画↓


目標達成のためには、ドーパミンを上手に分泌させて自分のやる気を管理さすることが重要である。
ドーパミンを分泌させる秘訣は、こまめに達成感を味わうことである。
ドーパミンは目標達成時の達成感によって分泌され、もっともっとその達成感・幸福感を味わいたいと思わせる神経伝達物質である。
つまり大きな目標を達成するまでは成功していない・満足してはいけないと考えながら努力をするとドーパミンが分泌されず、やる気が起きずに、途中で挫折してしまうのである。
ということは、キーネシス的人生を送っていると、ドーパミンが分泌されずに結果的にその目標の達成確率は低くなるのである。
逆に、エネルゲイヤ的人生を送っていると、ドーパミンが1日ごとに・その瞬間ごとに分泌され、結果的に目標の達成確率は高まるのである

ドーパミンの性質

この動画でも言われている通り、ドーパミン的幸福に終わりはない。
なおかつ、目標達成によるドーパミン的幸福は長続きしない。
自分自身でも、志望校合格、資格試験合格、就職で内定をもらった時など、人生においていくつかの目標を達成してきたが、その達成感が今も続いているのか?というと今日の自分の気分を高揚させるものではないと感じている。(意識的に振り返ると、自分よく頑張ったな!偉いぞ!とは思うけど)

以上より、僕は目標の達成を目的に据えるより、そこに向かう過程での自己成長(ドーパミン的幸福)を味わうことを目的として考えることにしている。
かつ、ドーパミン的幸福を享受しながら楽しんで努力していく人間の方がが、結果的に目標を達成できると思う。

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以上を前提として(笑)

今の僕のやりたいこと・目標は、

【音楽系】
①2023年1月28日のライブを成功させる!自分のパートはエレキギター!
[演奏曲]
マリーゴールド/ あいみょん
DanDan心惹かれていく/Field of view
Hello / Yui
優しいあの子 / スピッツ

【運動系】
①2022年10月23日:前橋トライアスロンを完走!
②年内:体重60㎏!ジムでのトレーニングで、筋肉量・食欲を増やして!
③キックボクシングを始めたけど、目標の立て方が難しい(笑)

【電気系】
①2023年3月26日:第三種電気主任技術者試験で電力・機械の科目合格!

【IT系】
①2023年1月30日くらい?:エクセルVBAベーシックの合格(VBAによる業務の効率化・自動化を行いたい)
②2023年6月くらい?:ITパスポートの取得(ソフト面の知識は増えてきた感があるけど、ハード面の知識が乏しいのでITの全体像を掴みたい)
③ラズパイで電子工作物を作りたい:今までシミュレーション分析・アプリ開発・VBAとかのプログラムしか触れてきていないので、プログラムを使って機械を動かすことをしてみたい。

【生活習慣系】
・睡眠時間を増やす:22時~6時
・日記・エッセイを書く:Noteの更新
・サウナ:週2回は行きたい
・美容系:ニキビ肌の改善・歯のホワイトニング
・部屋の掃除

改めて、洗い出すと他にもやりたいことがたくさんできた、ピアノ、ドラム、ボイトレ、テニス、卓球、エネルギー管理士、英会話、Pythonなどなどいくらでも出てくる(笑)
もちろん全部はできないので、優先順位として以下のように定めて取り組んでいきます!
運動系(セロ) > 生活習慣系(セロ) >音楽系(オキ) > 電気系(ドパ) > IT系(ドパ)

習慣にすること自体が目標のもの(掃除とか)は、最終目標が設定できないけど、既に1日ごとの目標として細分化されていると考えると、掃除とかを目標にしてもいいなと今思いました。

長い文章を読んでいただき、ありがとうございました。

次は、「自己受容は、上昇志向・成長を止めてしまうのではないか?」という問いに対して、コンフォートゾーン・学習領域・危険領域の観点や、知的好奇心、ドーパミン、禅の観点からの記事を書きたいと思ってます!

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