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【詩】肉親

縛られて行くさきもなく、
首にとおした縄のように、
苦しさと悔しさがこみあげて、
身体の臓を燃やすようです。
すぐ燃え尽きて、
天を見上げて、己の小ささを知り、
所詮彼方もそうなのだと妥協をし、
生まれを憎み、自我を呪い、
逃げだす勇気もなく虐げる。
そして空虚を見た。
なにも変わらなかった。

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