多くの人が勘違いしている『リスク』とは!?

老後の資金を作るために、資産形成をしなくてはいけないのはわかっているんだけど…
この続きに入る言葉は人それぞれありますが、大きく分けると主に2種類の傾向に分かれる方と思います。


①面倒だから

②リスクが不安だから


前者はそもそも老後の資産形成はしなくてもなんとかなるだろうという楽観的な考え方の人や、資産形成はしたいけどそれよりも優先したいことがあるなんていう方が多いかと思います。
(そんな方は是非、我々の記事を読んで少額でもいいので資産形成を始めてほしい…)

一方で、後者の方はそもそもリスクというものを勘違いしているケースがほとんどなのです。
本日はそんなリスクについて少し書いていこうかと思います。

資産形成における「リスク」=「不確実性」?

正確には「リスク」と「不確実性」は違う言葉なのですが、資産形成初心者の方は同義と思って認識していただいて結構です。
(細かいとこまで違いを知りたい方はハーバード大教授のアーサー・C・ブルック氏の著書を参考にしてください。)

リスクというのは、将来ある事象が起こる確立が不確かなことを言います。

そして、資産形成の中で多くの人が「リスク」=「資産が減ること」と捉えてしまっております。
しかし、正確にはその「リスク」はマイナスの「リスク」であり、「資産が増える」ということも実は「リスク」の一つなのです。


つまり、リスクとは資産の増減どちらにいくに関わらず、変化の幅のことを指します。

リスクの高い商品は、その分リターンも高いのがセットでついてくるのです。


「リスク」のない資産は理論上存在しない

例えば、今の日本の成人で銀行の口座にお金を預けていない人はなかなかいないでしょう。
その中には資産形成は怖いから貯金をしておこうなんて思っている方も多いかと思います。

想像してみてください。
ある日、急に銀行の窓口が閉まり、ATMからもお金が引き出せなくなったらあなたはどうしますか?
そんな銀行からお金が引き出せないなんてあり得ないし想像もできないと笑い飛ばすでしょうか。

しかし実際にそんな状況に陥った国は世界を見るといくらでもあるのです。

2015年ギリシャ危機
2022年ウクライナ侵攻におけるロシア国内

もちろん、日本の銀行が同様の状況に陥る可能性は現段階では低いでしょう。
しかし、きちんとそこに「リスク」は存在しているのです。

そして、リスクがあるからこそ金利によってお金が増える仕組みができるのです。
先ほどのロシアの貨幣ルーブルを例に挙げると、今回のウクライナ進行でロシアの貨幣価値は暴落し、銀行からもお金がなくなっていき、ルーブルは一時金利20%とという恐ろしい利率になりました。
これはそのくらいの利率にしないと銀行にお金を預ける人がいないから無理矢理あげたのです。(日本円の金利は0.02%等)

ルーブルは貨幣として無くなってしまう「リスク」と金利20%というものすごいリターンを産む「リスク」のどちらも存在したのです。

「リスク」=「リターン」と考え自信の許容度を把握する

「リスク」について解説した上で、それでは資産形成をする上でどう捉えるべきかを解説します。
「リスク」を抱えるほど、「リターン(利益)」を得る可能性も上がると考えると、上手に「リスク」と向き合わねばなりません。(リスクマネジメント

資産形成において最大のリスクマネジメントは「長期・積立・分散」になります。
リンク先に詳細の記事はありますが、「長期・積立・分散」を行うことによってリスクを低減しながら投資をすることが可能になります。

短期ではリスクが許容できない範囲の投資も、長期で積立しながら持つことで許容範囲のリスクになることは多くあります。

どんな資産形成から始めるべきか
そんな悩みがある方は是非一度、我々にご相談ください!

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