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大シルクロード展 in 東京富士美術館
先日、東京・八王子にある、富士美術館で開催中の「日中友好条約45周年 世界遺産 大シルクロード」展に行ってきた。
(12月10日まで、月曜日休館)
巡回情報:
2024年1月2日(火)〜3月24日(日)福岡アジア美術館
2024年4月9日(火)〜6月9日(日)東北歴史博物館
2024年6月22日(土)〜9月1日(日)愛媛県美術館
2024年9月16日(月)〜11月10日(日)岡山県立美術館
2024年11月23日(土)〜2025年2月2日(日)京都文化博物館
写真はほとんど撮影できないし、もともとの知識がほぼ皆無なので、内容が伝わるかどうか?だが、とりあえず書いてみよう。
入り口で、巨大で、でも可愛いラクダのはく製がお出迎えで、気分を盛り上げてくれる。
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シルクロードはユーラシア大陸を横断し東洋と西洋を結んだ大交易路と一般に知られています。自動車も汽車もない時代に、草原や砂漠、雪山を越え、時には命をかけて人や物がここを往来しました。地球の四分の一周にもおよぶ壮大な「旅路」は、人類の歴史においても重要な役割を果たしてきたと考えられています。
本展覧会では中国の洛陽、西安、蘭州、敦煌、新疆地域など各地の主要な博物館、研究機関の所蔵する文物の中から、シルクロードの名宝を紹介します。遣唐使など日本との縁が深い唐時代を中心とした名品を展観するとともに、あわせて世界遺産に登録された遺跡の遺品も展示します。
第 1 章 民族往来の舞台 ~胡人の活動とオアシスの遺宝~
中国では北方や西方の騎馬遊牧民を古来「胡」(胡人)と呼んできました。
これらはイラン系、トルコ系、モンゴル系など様々ですが、なかでもイラン系のソグド商人は隊商(キャラバン)を組んでオアシス都市を往来し、中国~ローマをつなぐ東西交易だけでなく、文化や宗教の交流にも大きな役割を果たしました。
また、北の突厥、南の吐蕃も勢力を増し、独特の文化を残しています。
地名が全然わからないし、説明を読むのすら難しいが、漠然と、物や人の行き来ともに、文化や宗教も運ばれていったのだな、と理解した。
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金製の杯で、虎を象った把手や赤い瑪瑙の象嵌が豪華。
ちょっとつぶれてしまっているのだが、それが逆にアートな感じ。
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色鮮やかな唐花文の錦で作った鞋(くつ)。ちょっとおしゃれ。
つま先が高いのは長いスカートの裾を引掛けるためで、中国の影響とのこと。
第 2 章 東西文明の融合 ~響き合う漢と胡の輝き~
漢の武帝の時に東西の交通路が開かれ、以後、大都市の長安や洛陽を中心に西方の文化が採り入れられていきました。
多民族国家といわれる唐時代になると中国に居住する胡人も増え、国際色豊かな社会状況を反映して、異国風の装いや美術、音楽が流行しました。
この章では、唐時代の名品を中心に、甘粛省、陝西省、河南省、山西省、河北省、浙江省、江西省の博物館の所蔵品を紹介します。
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西方世界で愛用されたリュトン(角製の杯)を真似た陶器です。把手部分を
鳳凰の頭の形につくり、器の全面に浮き出す華やかな植物文を、鮮やかな
三彩釉がさらに引き立てています。
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六花形の脚付きの杯。側面には乗馬や狩りを楽しむ人々、獣や鳥、花などをあらわし、余白を細かな魚々子(円文)で埋めています。燦然と輝く金器は唐時代の華やかさを伝えています。
これは、パンフの表紙やチケットにもなっていて、今回の目玉ともいえるが、実物は予想以上に小さい。
この小さな杯に細かい装飾が施されているのは素晴らしい。
第 3 章 仏教東漸の遥かな旅 ~眠りから覚めた経典と祈りの造形
西暦1世紀ころシルクロードを通って中国に伝えられた仏教は、経典の漢訳によって広く理解されるようになりました。また、仏像や仏教絵画の制作も盛んになり、地域や民族の趣向に適応して新たな発展を遂げました。
この章では、トルファンと敦煌で発見された経典や、新疆、敦煌、さらに中原の各地で収蔵されている仏教美術の優品を紹介します
この章は主に仏像など。
200点近い展示物を見て、お土産物売り場を見て(何も買わなかったが)、これで終わりかと思ったらとんでもない。
出口の向こうには、洞窟の再現が。
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入り口のラクダのところに戻ると、行きには見落としていた展示物が。
![](https://assets.st-note.com/img/1697981588096-mniDCv4K0t.jpg?width=800)
6分ほどのビデオがあったので、ちょっと復習。
今回の展覧会は、どちらかというと立川近辺に住む友人と4年ぶりに合うのが目的で、あまり期待していなかったのだが、予想以上に、質、量、美しさが充実していた。
東京といっても、八王子からバスで15分ほどかかるとなると、アクセスがいいとは言えないので、ぜひお越しください、ともいえないが。
ちなみに、常設展示は、以前に何度か見ているし、足も疲れたので、ささっととおりすぎてしまったが、これだけでも1つの展覧会ができるくらいの分量である。
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