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地方は、対話型街づくりの時代がくる。

11月23日に、下関市民会館で開催された『景観シンポジウム』に、パネリストとして参加してきた。

建築士って、昔の仕事の自慢話多いのな(*^^*)

わたしの場合、作品を手がける瞬間が、もっとも生きている瞬間。
過去の作品の説明は、その作品が現在進行形だった時より間違いなく劣る話になるのが、目に見えているから、あんまり気がのらない。

まぁ、わたしのほうが変わってるんだろうけど、たまにはそんな建築士が居たって良いだろう。

それより、もっと、市民の皆さんと未来に向けて語りたかったな。


全国的に、下関市のような『超高齢社会』への不安が広がっている。デザインだけじゃなく、建築士はもっと深く、未来志向に街づくりを模索すべきだろう。時代はデザインだけじゃなく、市民との対話が欠かせない。

下関市の、最後の『スクラップアンドビルド』の時代は平成初期だっただろうか。

現在はといえば。交通インフラの問題が急務だ。加速する超高齢者社会において、自家用車主義は時代遅れ。

自動運転レベル4以上が当たり前になる前に、いち早く自動運転レベル3専用道路などの検討は必須だろうと思う。


救急車が足りなくなるのは、目に見えている。

高齢のご夫婦は、共に免許を返納されて。お子様は、都会で仕事に追われているケースがほとんどだろう。

自家用車という足を奪われると、たちまち生活が不便になる。とはいえ、免許返納が先送りになると、思いがけないような事故で被害者がでることだってある。

建築士は、未来の生活を真剣に考え、街づくりの議論を進めるべきだ。そこにデザイン性が融合された街こそ。

私たちが目指す未来だ。


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