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セブンイレブン時代に教わったこと  〜課題意識〜

新卒でセブンイレブン・ジャパンに入社し、社会人生活をスタートした私であるが、気をつけていたことで今も役に立っていることがある。

それは「課題意識」である。

課題意識とは、物事を自分事として捉えているか否かという風にも言い換えることができると思う。

セブンイレブンでのOFC(店舗経営指導員)になる前の最後の数ヶ月。先輩のOFCに同行して勉強をしていた際に強く言われたのが「課題意識」である。

当時のOFCは6〜8店舗を担当していた。
その担当店を水曜〜土曜の4日間に回るのだが、その際に店舗チェックシートを記録していく。
私が同行した先輩OFCは、自分の店舗チェックと私の付けた店舗チェックとの比較をやってくれた。
結果は言うまでも無いが、研修中の私はほとんど書けない。書いても上っ面だけで中身が無い。

一方の先輩OFCは目についた部分以外にも、
先週のアドバイスへの対応の御礼と数値の変化
気温による売れ筋変化に対応するための売り場アドバイス
などなど・・・・細かい。

先輩から教わったのは、店舗チェックする前に自分の中で想定される課題を考えてから売り場を見ることであった。
まさに「課題意識」を持って現場を見ると言うことを教わった。

この課題意識を持って現場を見ると、表面上以外のことも見えてくる。

それ以降、仕事面や日常面において「課題意識」は非常に役になっている。

人に言われたことを何も考えずにそのままやっている・・・ということは普段の生活でも多いと思う。また、仕事においても、先輩に教えてもらったことや、前任から引き継いだことを何も考えることなく、そのまま引き継いでやっているということは多いと思う。しかし、それでは単なる作業であって、仕事をしているとは言えない。

普段と同じ仕事をしていても、何か楽に正確にする方法は無いか、そもそもこの仕事を他と置き換えることが出来ないか?など、常に考える癖を付けておくと、その仕事を俯瞰して見ることが出来るようになる。

今まで続いてきた作業手順も、何故このようになっているのかと考えていくと、作業手順の意味を深く理解することにもつなる。
仕事を深く理解する意味でも課題意識を持つということは非常に重要だと思う。

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