行きたくなる図書館って素晴らしい
先日、武雄市図書館(今回で5回目)に行ってきた。
日曜日ということもあって、図書館のかなり大きい駐車場も満車。
図書館内は家族連れやカップルなど大勢の人たちで賑わっていた。
今回は初めて自分の家族も連れて行ったのだが、「こんな図書館が近くにあったら良いね」という意見で我が家は一致していた。
武雄市図書館は佐賀県武雄市にあり、新たに開通した西九州新幹線の起点駅となる武雄温泉駅の近くにある。
TSUTAYAのカルチュアコンビニエンスクラブが、指定管理として運営する佐賀市立の公立図書館である。
館内にはスターバックスも入り、スタバを飲みながら本を読めるという、全国のお洒落なTSUTAYAのテイストが取り入れられている。
お洒落な図書館の先駆けとも言える存在である。
サウナが好きな私としては、御船山楽園ホテルらかんの湯も近くにあり、サウナで整ってから、大好きな本に溺れることができる天国のような場所である。
行きたくなる図書館
図書館がお洒落で素晴らしいのは言うまでもない。
私が関心したのは、子育て世代が行きたくなる工夫がされている点である。
武雄市図書館の隣には、武雄市こども図書館(2020年グッドデザイン賞受賞)もある。こちらは今回初めて来館した。
図書館とこども図書館は、通路で連結されており移動がスムーズ。
しかも、こども図書館前は芝生広場になっており開放的である。
キッズスペースも充実しており、2階にはなんとお洒落なパンケーキ屋さんまで入っている。
子供のみならず、子育て世代の女性ならワクワク出来る空間だ。
「子供が行きたくなる」「大人が行きたくなる」この2つの施設をシームレスに繋いで、有機的に化合させているが武雄市図書館・こども図書館の施設であろう。
武雄市図書館の駐車場は90台あるらしいのだが、訪れた当日は日曜日ということもあり満車。(私はたまたま入れることが出来た)
満車の場合は、図書館向かいにあるゆめタウン駐車場(500台)に置いて歩いてくることも推奨されており、歩いて向かってくる家族連れも多数見られた。
図書館内部もほぼ満席状態であり、老若男女の多世代が見られる施設になっている。
本に自然と触れられる環境整備
行きたくなる図書館は本当に素晴らしい。
活字離れと言われて久しいが、そんなことは無い。
少なくとも武雄市民の多くは活字に自然に触れている。
本に自然に触れられる環境こそが、公立図書館に求められているのでは無いかと思う。
子供の頃から本に触れる体験をした子供たちは、きっと大人になっても自然と本を開くことが出来る。
国力は文化と教育によって成り立つと考える。
文化と教育は、国力を支える重要な柱だ。
文化は国のソフトパワーや創造力を高め、教育は人を創り上げる。
これら二つが相互に作用することが重要だ。
そういう意味で、文化と教育の原点である図書館において、日本全国の図書館が「行きたい」場所となり、自然と本に触れられることを望む。
行きたくなる図書館が近くにも欲しい・・・。
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