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新聞は生き残れるか          「オリジネータープロファイル」 

新聞は生き残れるのか?
それは私の大きな関心ごとである。

新聞が生き残るということは、必要とされることである。
より、ユーザーに「必要とされるメディア」になる必要がある。

新聞の信頼性という価値


新聞は信頼性が相対的に高いメディアであると言える。
まぁ様々な問題はあるかもしれないが、基本的に事実しか書けない。
新聞は印刷すれば証拠が残る。嘘を書けば読者はいなくなる。
そもそも新聞の価値が無くなる。

インターネット上は簡単に消せるが、新聞は簡単に消すことは出来ない。
図書館に行けば保管もされている。
例えば今年の2024年は、
読売新聞は150周年である。
150年も続いてきた古いメディアである。
信頼性というものも新聞の価値の一つであると考える。


新聞は情報収集のエージェント


インターネット上に溢れる情報の真偽性を見極めるのはリテラシー
が必要である。
ユーザー側には一つ一つ真偽を見極める余裕は無い。
であれば、誰かが情報の真偽を担保してくれれば良い。

私は小売業出身者である。
前にも書いたが小売業の価値は、消費者に変わって安心・安全を
担保した商品を消費者に変わって集めてくるエージェント業である
ところにあると書いた。

新聞は、ユーザーに変わって情報の真偽性の担保を担えば良いと
思う。情報収集のエージェントである。
それは今までの新聞の活動そのものである。
よって、これをインターネット上の情報まで広げれば良い。


オリジネータープロファイル


先日に TVerの記事を書いた。
正直、テレビ局がユーザーの利便性のためのプラットフォームを
作ったことは非常に羨ましい。
新聞業界もオリジナルの検索エンジンを共同運営するなど、様々な
挑戦が可能だったはずである。

しかし、過ぎたことを言っても仕方ない。
これからどうするかが重要である。

そこで注目しているのは、オリジネータープロファイルという仕組み
を作る取り組みである。
オリジネータープロファイルとは、
読売新聞・朝日新聞・毎日新聞・産経新聞などの全国紙
北海道新聞・神戸新聞・中日新聞などの各地方紙
それに日テレやNHKなどの放送局、電通などの広告代理店
などが共通して取り組む
インターネット利用者に対して情報や広告の信頼度を担保する仕組み
である。


ジャパニーズスーパーアプリ構想


ここから先は私の勝手な妄想である。
日本人が様々な情報を、
どこにも忖度することなく
賛成意見も反対意見も
良いことも悪いことも
日本の視点も世界の視点も
様々な情報を信頼性を担保した形のもののみを表示出来て、
フィッシング詐欺なども起こることがない・・・・
子供にも安心して使用させることが可能な
そんな情報の信頼性が担保された検索が出来るスーパーアプリ。

まぁその視点では新聞販売店がそこに入り込む余地はないかも
しれないが・・・。
しかし、そのようなユーザー目線のプラットフォームを作り上げて
欲しいと思う。

その上で、良い情報はお金を出して取らないと行けないと思って
頂くための紙面を作っていく必要があると思う。

今こそ、全てのメディアが呉越同舟で、ユーザーの未来を考えて
行動して欲しいと思う。
オリジネータープロファイルの取り組みがそのきっかけになれば
良いと期待している。

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