レジ・エンジョイ勢
私は郊外のデッカい店でレジのバイトをしている。
基本的には普通に接客をするだけのなんの変哲もないバイトなのだが、曜日や天候、どこのレジを担当するかといった条件次第では時々、限りなく暇でただボーッと立っているだけなのに時給が発生する瞬間がある。大当たりのバイト先だ。
暇なレジのうちのひとつに、外の空がよく見えるレジがある。
郊外なので周りを遮るものがなく、しいて言えばあるものは、遠くに連なる木々ぐらいだ。
今日、そこのレジでずっと、広い空から日が沈んでいく一部始終を眺めながら、