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暗闇の先に見たものは

寒なってきました。
近隣の山では初冠雪もありました。

私には、この季節になると暗闇を求めて動き回る習性があります。
別に、怪しい者ではないですよ。
夜な夜な歩き回る目的は空に有り。

雲と月のない秋の夜空。
凛と澄んだ空気の中で星たちがきらめきます。

民家、道路の外灯、時折通り過ぎる車のライト。
田舎に住んでいても、「真っ暗闇」と呼べる場所は案外少ないものです。
人の住む近くには必ず何かしらの明かりがあります。
それは本能的に仕方のないこと。
星の見える場所を探すとき、私も結構ビビってます。
明かりのある所に戻ってくるとホッとします。

ただ、星を眺めている時、香港の知人が興奮気味に語った言葉を思い出します。
「人生で初めて流れ星を見た。」

これから冬にかけてイルミネーションやライトアップイベントが各地で催されます。
私も人里が恋しくなると、写真を撮りに行くことがあります。
ぼっちですけどね。

でもたまに、暗闇の中で空を見上げてみてください。
そこには、香港の百万ドルの夜景にも劣らない輝きが無料で見られるかもしれません。



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