東京大学、京都大学の受験生向けに、今日からでも間に合うこと、英語について。

二次試験に特化した話で進めていく。

筆者は一応、「東大合格請負人」である(汗)。

東京大学と京都大学は
そもそも受験してくる連中の母集団レベルが
国内最高なので、僅差で当落が
きまってくる世界である。

もったいぶってないで早々に本題に入ろう。

同じ能力、同じ実力の人であれば

英語の試験の開始とともに
「英作文」の問題出題文を一番最初に読む。
時間にして、せいぜい20秒程度でよい。

そのあと各々、他の問題を解いていけばよい。

これだけで
東京大学の英語(120点満点)で3点ぐらい

京都大学の英語
(学部によって配点がことなるけど150点満点として)
5点ぐらい点差が開く。

これ、結構な差になると思う。

英作文、場合によっては自由英作文(エッセイ)になるんだけども
この分野は書き手である解答者、つまり
受験生が主導権を握れる分野であり
とくにエッセイの問題は満点を狙える分野である。

自由英作文(エッセイ)の問題、

青森県の県立高校で実際に出題された入試問題として
「あなたのお気に入りのものはなんですか?
理由も含め英文30単語以内
で書きなさい」

この問題でちゃんと書けると、県内トップ校に受かる。

次に東京大学の入試問題の一部、
「芸術は人類にとって役に立つべきだ、という意見があるが
あなたはこれについて、どう考えるか?
理由を含めて60~80単語で書きなさい」

よくできた問題だと思う。
けっこう、ハードルが上がるね(笑)

この問題が解けると「自由英作文」に関しては
東大合格レベルになる。

私は一応、英検一級合格者(複数回)なんだけども
英検一級のエッセイ(自由英作文)になると

おととしの第一回の出題だったと記憶してる
筆者も実際に受験して解いた。

「経済制裁は外交政策上、有効な手段たりうるか?
あなたの理論的根拠を含めて200単語程度で書きなさい」
(原題では英語表記)

とか、そんな問題を解かされる(汗)

まぁ、それはおいといて

自分自身の経験上から
英検受験者(3級以上)を目指す人らには

「とりあえず、試験開始と同時にエッセイ(英作文)問題の
問題文だけ読んどいて、(20秒ぐらい)
で、そのあと問題解きはじめて」
と伝えている。

これは一級受験者を教える時にも一貫して伝えている。

和文英訳、つまり「日本語を英語に訳す作業」とか
特に「自由英作文」いわゆるエッセイというのは
いきなりその場で問題文を読むより
試験開始時間の直後に
「こういうことを問われている」

って把握しておいた方が
同じ能力
同じ実力の人だと
圧倒的に有利である。

たしか、これは
京都大学の英語の和文英訳の問題であったと記憶しているが

「生兵法は大怪我のもとと言われているが
現代においてもそれは同様である」
(問題文抜粋)

ぐらいのレベルだと

きわめて「日本語的」な文章の英訳であって
受験生はひどく苦労するのだけれども

では「生兵法」を
どう英訳するか?といえば

私ならば

the strategy without enough preparation

と書く。
(あくまで地方の公立高校の生徒が書けるレベルの語彙
で書いている)。

これをトータルで英訳すると

It is often said that
”the strategy without enough preparation
will often fail in big failure".
I believe that this is true.

ぐらいの答案を書けば京都大学も
合格点をくれるのではないかと思う。
(あくまで個人の感想です。)

東京大学の
「芸術は人類のためになるべきだという意見について
あなたはどう思うか」

とか

京都大学の
「生兵法は大怪我のもととはいうが、それは現代においても
同様である」

とか

英語に訳するのは
えらい
難儀するのだけれども

これは全受験生同じ条件で受験しているので
で、あれば
試験開始と同時に問題文を読んでおいたほうが強い。
ものの20秒でいい
問題文を読んでおいたほうが強い。

他の問題を解き終わったあと
あらためて、英作文問題にとりかかるのである。

特に、和文英訳の問題が
国内最難関(正直、東大より難しい)の
京都大学は試験時間開始と共に
英作文の問題文を
さらっと読むだけでも
心の準備がかなり違うし
そこで若干の点数の差が出てくるし
それが合否につながる。

東大受験生は
英語の試験がとにかく
タイムトライアル(かなりキッツい時間制限の中で結果だす)って
世界だから
時間勝負の部分がかなりある。

東大の場合、
試験時間の途中にガッツリ30分の
英語リスニングの試験があり
このリスニング放送の直前までに

リスニング問題の回答の選択肢に
一通り目を通しておく
(時間にして最低でも3分ぐらい)は

東大受験生ならば鉄則なのだけれども

英作文、エッセイに関しては
驚くほど無防備な、無対策な受験生が多い。

試験が始まったら
まっさきに
英作文の問題を解け、といっているわけではない。
むしろその逆だ。

京都大学の和文英訳の問題を引き合いにだすと
「生兵法は大怪我のもと、というがこれは現代においても同様である」

これをいきなり初見で解くのも
試験開始と同時に問題文を見て30分ぐらいの
猶予時間をゲットするのとでは

同じ実力の人間でも
成績が
大きく異なってくる。

で、あれば

それを発揮してください(笑)
という話です。

まだ、伝えたいことはあるけど
今回はここまで。


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