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人生は長いか、短いか

人生が長いか短いか…どう感じるかは
ひとそれぞれだと思うけど
仮に若いかたに聞かれたら
わたしなら「はやい」と答える。

いまの歳になるまでには
それなりにいろいろとあったから
「あっという間だった」とは言わないけど

「えっ、もう60なの?」といった気持ち。

体感的には早かった気がする。


一日は24時間。

一週間は168時間。

一ヶ月は約720時間で

一年は8,760時間。

そのうち三分の一は寝てるとして
起きてる時間は5,800時間ほどしかない。

しかもその半分は働いてるとしたら
残りは2,920時間…

大人になってからは
その2,920時間で
食事をして風呂に入り家事をする。
食料や日用品の買い物もある。

冠婚葬祭、中元歳暮、誕生日やクリスマス
親戚や知人、友人とのつきあいもある。

女性なら化粧して髪や服を整え、
身支度に毎日時間がかかる。

映画を観たりゲームをしたり音楽を聴いたり
本を読んだり…ひとり時間も楽しみたい。

キャンプやスキーに温泉…レジャーも楽しみたい。

デートもしたいし恋愛もしたい。
SNSもしなきゃならん!(ごく最近の話)

結婚すれば義家族や町内会など
いいことも悪いことも面倒ごとも増える。

子どもをもてば世話にも追われ
楽しくもあり楽しくもない心配ごとも増える。

そんな2,920時間を40年近く過ごした。


考えてみると人生はとても忙しい。
時間がいくらあっても足りない。

残業なんかしてる場合じゃなかった。

行きたくなかった飲み会やランチ会なんか
行くんじゃなかったな~と今なら思う。

なんであんなにクヨクヨ悩んだのかに今なやむ。

だって時間は「命」だから。

あり余ってはいないのだと今ならわかる。

だって命はいつ終わるかわからない。

わかってるのは、
ひとは誰でもいつかシヌってこと。


仮に一日一時間、過去の失敗や失恋や
イヤなことばかりを考えるとしたら
一年で365時間クヨクヨしてたことになる。

映画だったら
140本以上は観れそうな時間を
クヨクヨすることに使ったのかと思うと
アホらしくて泣ける。

60まで早かったわたしの人生が
このさき長いのか短いのか知らんけど
持てる時間は楽しくしたいと思ってる。

行きたくない会や場所にはムリに参加しない。
会いたくない人にもムリに会わない。合わせない。

仮に「付き合いが悪い」と嫌われたとしても
行きたくないんだし、会いたくないんだから
むしろ、ありがとうだな。

もう時間を「クヨクヨ」なんかに使ってたまるか!
と思っている。

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