病気。

いきなりネガティブなタイトルですが。

私が病気…なわけではなく。
ま、小さい時から喘息は患ってますが。

病気って、
いつ なんどき やってくるかわかりませんね。

私の妹が昨年、一種のメンタル的な病にかかり
食べられない、食べると吐く。
動悸がする。ずっと心臓がドキドキ。
眠れない、寝落ちしてもすぐ起きる。
眠れなくて色んなことを考える、結果寝不足。

お腹に虫が這いずり回るようなムズムズ。
それが太ももに、ふくらはぎに…と
どんどん下がっていって、脚が動かない。
立てても脚が一歩前に出ないため歩けない。
病院へ行きたいけど 歩けないから、
運転するのも怖いから、家族に連れてってもらう。

内科、胃腸科、消化器科、泌尿器科、婦人科、
どの病院へ行っても、どんな検査をしても
まるで異常がない、と言われました。

約2ヶ月で体重が10kg以上減少、
本人はどんどん塞ぎ込んで病んでいきます。
毎日スマホで自分の症状を検索しまくり、
でも行きつく先は
「どうやったら家族に迷惑かけずに死ねるか」

なんてことだ。。。

そばで見ている両親も、しだいに食欲がなくなり
母はまるで妹の病気に引っ張られるように
心配なあまり抑鬱と半狂乱を繰り返し、
私に「ドクターXを探してくれ」と訴えるほど。

母の気もちは痛いほどよく分かりましたが、
完全に妹の病気に病気に引っ張らてる気がして
両親と妹の気を紛らわすために
気持ちを落ち着かせるために
頻繁に実家をたずねました。

ある時、病院めぐりもいいけど、
結果的にいつも「異常なし」だし
サイキック·ヒーラーである私の友人に会わせたり
ずっと行けてなくて気になっていた墓参りや
気分転換のドライブへ妹を連れて行きました。

ヒーラーの友人に会わせると、
楽しくお喋りをして元気に帰ってきました。
ご飯も食べれて熟睡できた!と。
…が、少し経つとやはり元どおり。

父方のお墓は、2011年の震災のあった地域で、
私たち姉妹は仕事や忙しさのせいにして
ずっと行けてなくて なんとなく心に引っかかってて
藁にをもすがる思いで妹を誘って墓参りへ。

お線香とお水、おじいちゃんおばあちゃんが
好きだったものをスーパーで買って行きました。
ホウキとタオルを持参して、お墓の掃除をし、
タオルをお水で濡らして墓石を拭いて。

墓石にお水をジャバジャバかけるのは良くない、
と聞いたことがあります。
墓石=人間の体 と考えると、
キレイにする時、頭から水をかけられるより
濡らしたタオルで拭いてもらった方が気持ちいい。
ご先祖さまに頭っから水かけるのは失礼だ、と。

ま、そんなこんなで妹とお墓掃除をして、
お線香を焚いてお供えして。
妹と敷地に腰かけて、自分たちもお弁当食べながら
ご先祖さまとお話しするように
静かにのんびり過ごしてきました。

その帰り道です。
妹が「本当は毎日死ぬことばかり考えてた」と。
ショックでした。
妹は、生まれた時から私の宝物なんです。

この子がまさかそんなに何かに追い詰められて
心を壊してしまうほど辛い思いをしてたなんて。
この世から居なくなろうとしてたなんて。
替われるもんなら替わってやりたい。
でも、彼女は自分で乗り越えなきゃいけない。
替わってやることはできない。

私はこんこんと説教しました。
辛かったけど、わかってほしくて。

死ぬことを考えてる時の人間は
もう死ぬことしか考えられなくなってるから
どうやって引き戻そうか、と。

愛していること、あなたと同じように辛いこと、
あたなが居なくなったら今より辛いということ、
逆にあなたの大事な家族が自ら居なくなったら
あなたはどう思うか、どれだけ辛いか。

死にたくなったら私に必ず言いなさい、と。
私がすべて受け止める。
私ができること すべての事をする。
ひとりじゃない。
お父さん お母さん 私がいる。
助けて、って言いなさい。

金八先生じゃないけどさ、
人は1人で生きてるんじゃないんだよ。
助けて、って言っていいんだよ。
困った時、苦しい時、辛い時、
助けてくれる人が必ずいるから。

妹は赤ちゃんの頃から人見知りで
ガラスのハートで繊細な子だったから
生きるのが少ししんどいのかもしれない。

強く生きろと言うつもりはない。
いつでも私や両親がいることを忘れないで欲しい。

夫も幸い、私の家族を愛してくれている。
いつかは妹と3人で暮らしてもいいね、なんて
言ってくれる夫に心から感謝。

今となっては不調と共存しつつも復活しました。
ご飯も美味しく食べられるし眠れるようになった。
良かった。ほんとに良かった。

心が少し疲れると、
異常もないのに体に不調が起こる。
それを学べたことは、きっと何かの役に立つ。
心が疲れた人の気持ちが分かるし寄り添える。
前よりも、人の痛みが分かる子になれたね。

なにごとも考え方次第だと思います。
無理に励ましたりはしませんでした。
苦しみと対峙して彼女は乗り越えた。
不調と共存しつつ生きていく気持ちを復活させた。
自分で自分を褒めてあげて欲しいです。

世の中には、
いろんな苦しいことがあるけれど、
絶望せず希望の光を見つけて欲しいです。

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