グリーンのお財布ポシェットその後

上の記事の通り、こないだの日曜日、母にグリーンのお財布ポシェットをプレゼントした。
わたしは根暗で陰険だ。
「お母さんほんとに喜んでくれたのかな。
お母さんほんとに使ってくれるかな。
わたしが帰ったとたんポイ捨てされてたらどうしよう」
そんな考えが、この1週間頭にチラついていた。

母に今朝電話をかけた。
ポシェットとは別件だ。
けれどポシェットのことも聞いてみた。
母は言った。
「うん。
よそ行きのお財布とかハンカチとか入れて、下げてる。
ポシェットに合わせて新しい服を買おうと思ってるのよね。
ワンピースなんか着てみようと思う。
なんにでも合いそうな色だから使いやすいと思うのよ」

えっ?
あの、身なりにかまわないお母さんが新しい服買うの?
ワンピース着るの?

とっても嬉しい。
そんなにポシェットを喜んでくれたんだ。
母はお友達に言うだろうか。
「このポシェット、娘が買ってくれたのよ。
ステキだと思わない?」
そんなことがほんとうにあればいいのに。
母がそんなことをほんとうに誰かに言ってくれていたらいいのに。

ずっと険悪だった親子関係だ。
ずっと憎んできた母だ。
けれど今、わたしはただ、母の喜ぶ顔が見たい。
今はただ、わたしと母の間にある、ほんのりとしたぬくもりを感じたい。

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