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地方公務員だった俺が早期退職を実現した資産形成方法【※おすすめしません】


まったくおすすめできない俺の資産形成方法

前にも書いたんですが、早期退職をするにあたって、資産総額は最終的に退職金も含めてだいたい6800万円でした。

ほぼほぼ、これは自分一人の稼ぎで築き上げた資産額であります。
(妻もいくらかあったけど、彼女はそもそも蓄財が苦手で、そのうえ結婚してから21年間一度も働いていない)

肝心の、それだけの資産形成した方法ですが、

なんだかもンのすごい投資で、成功したのかも?
と勘ぐる人がいるかもしれませんが、違います。

言っておきます、
残念ながら、俺の資産形成の主な手段は貯蓄です

しかも普通預金です。

どうです、ここでかなりの方がドン引きするか、がっかりしたんじゃないですか??w

他人様にあまりおすすめできない理由はこれです。
貯蓄は元本割れのリスクが低く、つまり安全であるのと引き換えに、
ドエラい時間がかかるからです。

早期退職するまでかかった時間

地方公務員の仕事は18歳から始めて50歳になるまで従事していました。
つまり早期退職が実現するまで30年以上かかっているのです。

この遅さは、高卒で薄給であることにも起因します。
正直初任給なんて、当時10万円も出てなかったですよ。

よく生きてこれたものですw

まあ、最初から早期退職を狙っていたわけではないのです。
自分の仕事にやりがいを見だしたり、希望に燃えていたり、なんて時期もあるにはあった。
若かったのでw

で、ただ働いて、毎月給料もらって。
30歳前後で資産が1000万円になって、この辺から本格的に早期退職を考え始めたわけですからね。

でも、結局そこからさらに20年我慢して仕事したわけで。
給料・ボーナスをできるだけ使わないようにして、それがつまり普通預金を積み上げることになった。

はっきり申し上げて、

これが俺の資産形成法の全て、神髄である

と言えます。

多少、資産運用の真似事程度のことはしてましたよ。
あと、普通預金と言うても、いちおう複利効果も狙って、預金金利が高い銀行をメインバンクにチョイスしてました。

でもまあ、
こんなに長い時間がかかったのですが、普通の人たちはそれまで耐えることができるんでしょうかね?

ではどうやってここまで資産形成できたか?


はっきりいって、このやり方、全然お勧めできません。
31年間、ほぼ贅沢せず、買いたいものを買わず、遊びもせず、貯蓄に励んだ結果です。いったい何が面白いんでしょうか???www

まあ、多少は使いましたよ。結婚してから海外旅行にも何度か行ってるし。
趣味とかにもお金をかけていた時期もあったし。

俺の究極資産形成法:給料を「使わない」

今の給与ってのはどこでも基本、口座振込になっているので、単純に使わなければ貯蓄は自然とできるわけです。

つまりその振り込まれた給与をできるだけ口座からおろさない、使わない、できれば現金化しないというのが基本行動となるわけです。

その昔はキャッシュレス決済があまり主流じゃなかったので(クレジットカードは普及していた)、そりゃ生活費のため最小限の現金はおろしますよ。

少なくとも、自分の資産形成の手法には、
家計簿をつけたり、
予算額を決めてそれ以内で支出したり、
みたいな面倒なことは一切無かったと断言できます。

とにかくお金を使わないテクニック

これはもう、テクニック云々というよりも、生き方、ポリシーに関わることだと思います。

そもそも普通の買い物をする際、単価300円を超えるあたりで悩む癖があるんです(笑)。今でもそうですw

・若い頃は服も靴もダサかろうが適当で安いものを使い倒した(10年は普通)
・食事は基本自炊、職場での昼食は手弁当持参(結婚後も自作弁当)
・喫煙せず、外に飲みに行くことは稀(まれ)
・交友関係が異常に少ない
・小学校時代のハサミと裁縫セットを現在も使っている
・コンビニで買い物をするという発想が無かった
・車は一貫して軽自動車(最初だけ中古)
・居住のための不動産は買う予定がありません
・負債はありません
・1万円を超えるような買い物は、よほど急ぎでない限り、平気で半年ぐらい悩む
・インターネットが普及する前は情報収集が図書館
・若い時の趣味は主に読書(やっぱり図書館)
・どんなに便利なツール・サービスでもすぐに飛びつかない
・欲しいものリストを作成して、結局ほぼ買わない

思いつく限り挙げてみましたが、いや~よくもまあこんなこと30年以上続けたもんですねw
というかこれがあまりにも自然な生活スタイルになっていたので、今改めてリストアップするのに時間がかかりました。

ケチとか倹約とかそういうのを飛び越えている生き方

20代当時の服装は相当センスが酷かったですね。
近所のスーパーの「吊るし」みたいなスーツとか、見たことも無いような変な柄のネクタイとかで。

就職当初は中学時代から使っていた自転車で通勤して、のちに原付バイク通勤にしましたが、これは近所のバイク屋で一番安い中古でした。

これは自動車免許取るまでバイク通勤が続くわけですが、問題は冬の間で、寒さ対策のため、とんでもなくダサい恰好で職場に通うこととなります。

あまりのダサさ加減に眼球が腐り落ちる可能性がありますwww

いくら貧乏だからって、普通の方々はこのダサさに耐えることができるでしょうか?ってぐらい凄まじいですよ。

これはのちに詳しくNOTEに書きたいです。

ともかく、それぐらいの神経がないと、こんな生き方はできないということです。

買いたいものを買わない、安けりゃ渋々ながら買う

そうは言っても、欲しいもの、購入したいものは結構あるほうなんですよ。
欲しいものリストを作成するんですが、そのほとんどが購入しないか、購入するにしても半年ほど放置されます。

そもそも「欲しい」って感情は、その時だけ気分が高揚して、冷静でない場合が多いです。
本当に人生にとって必要なもの、先行投資すべきものを見極めてから購入したいのです。

働いたお金でガラクタを買い集めるという愚行は避けなければならない。
そもそも家の中に物が増えるのは、あまり好きじゃありませんからね。

リストアップして半年以上放置して、それでもいまだに欲しいのであれば必要なのかもしれません。

それでも、一番安い価格で購入する方法や販売店、口コミ、メリットデメリット、代替可能な商品の有無、など徹底的に調べ上げて、ようやく買うんですけどね。

そんなだから、
スマホデビューが遅かったです。
ずっとFOMAの2つ折りガラパゴス携帯使ってましたからね。

この2つ折りのヒンジ部分が破損してアパアパになり、文字ボタンの表示シールがポロポロ落ちて、接着剤で付けたり、紛失した部分に油性マジックで数字書き込んだりして、もう~いい加減無理w!
となってから、ついに、しかたなくスマホに切り替えました。
2021年のことです。

ただし使用していたFOMAの契約より月額が安くなければ意味がありません。
時間をかけて調べた結果、安いMVNO業者を選定しました。
音声通話の他、高速データ通信が2GB使用できて月額800円弱というのが気に入ってます。

そんな生き方がイヤなら絶対無理

というわけで、このようなやり方に耐えられない方は別のFIRE成功組の皆さんのご意見を参考にされたほうがよろしいでしょう。

それこそ、投資によりスピードアップを図るとか、サイドFIREとか言うて、軽く働きながらのんびり生きる方法とか、いろいろ選択肢があるじゃないですか?

再度言いますが、今回紹介したこの自分の方法というか生き方はおすすめできません。
何でかと言うと、振り返ってみると本当に、正味の話、つまらん人生だったと断言できるからです。

俺は長いこと貯蓄に励んで、結局「自由」を買ったんですけど。

反対に、好きなようにお金を使って享楽的に生きるのも良いでしょう。
だってそっちも楽しいですからね。
家や車、おしゃれにお金をかけるのも、否定しません。

ただしその場合、早期退職への道のりはやや遠くなり、あるいは定年を過ぎても一生働き続ける人生になりかねません。

どちらを先取りするかは、それこそ本人の自由意志なので、どうぞお好きなように、としか言えません。

どうか良い人生を。

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