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「私」と「あなた」の境界線

「あの人には出来るのに、私には出来ない…」

自己肯定感が低い方は、こんな風に考えがちです。

常に「他人ありき」で他の誰かと自分を比べて、自分が出来ていないことを見つけて、そんな「出来ない自分」を否定する。
これはそういう「習慣」が身に付いてしまっているからです。

子供の頃から兄弟、姉妹や近所や学校の友達など「他の誰か」と比べられて来てしまうと、それが当たり前の考え方として身に付いてしまい、オトナになって生きづらさとなってしまいます。

そこには「他人」と比べられることで「私」の存在を自分で認める、認めてもらうというおかしな価値観が存在しています。

こういう方は、こんな風に意識を変えてみることをお勧めします。

「あの人には出来るのに、私には出来ない…けれど、あの人に出来ない事で、私には出来ることがある」

あの人に出来ることはあの人に任せれば良いし、もしそれを自分も出来るようになりたいのなら、出来る「あの人」に教わったり手伝ってもらえば良い。

その代わりにあの人が出来なくて困っていて、もし私がそれを出来るのなら、それを教えてあげるとか手伝ってあげれば良い。

世の中はこのような形で出来上がっていることを、しっかりと知ることが大切です。

そしてこれが「思いやり」です。
お互いに出来ることをして、お互いが出来ない事を補いあう。

これは仕事だけでなく、夫婦や友達、恋人やママ友など、あらゆる人間関係で使えます。

決して自分を卑下することなく、彼も人なり我も人なりというコトバ通り、あの人も万能ではないし、自分も万能ではないことを知りましょう。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます