人はなぜ「悩む」のか
「悩み」って尽きないモノですよね。
いつも何かしら「悩んで」います。
「悩みが無いのが悩み」なんて人もたまにいますけど、これも結局「悩み」がありますし、悩みが無い、という人なんていないんです。
何で悩んでしまうんでしょう?
それは「独り」で考えているからです。
今はネットですぐに様々な疑問の答えが得られますし、昔でも何か分からないことがあると図書館に行ったりして、答えがありそうな本を探したり。
このようにまず、その悩みに対する答えを「自分」で探します。
けれど、それだけでは解決出来ない悩みもあります。
人間関係の悩みなど、まさにそれです。
アルフレッド=アドラーさんは言いました。
「人の悩みや不安の90%以上は人間関係の悩みである」
色々あるように見える悩みでも、その本日を突き詰めていくとそこには「人間関係」がある、ということです。
どこに行くにも何をするにも、人が生きていく上で「人間関係」は必ずそこに存在します。
その人間関係の築き方に問題があると、いつまでもその悩みが続くことになってしまいます。
けど、独りで悩むということはそれまでの経験則からでしか考えられないため、自分の問題点にはなかなか気付けません。
だから悩みが深くなり、独りではどうしよもなくなり、不安が増してココロの病へ…となってしまいます。
独りで考えるということは、固定した思考、狭い範囲でしか考えられないため出てくる答えも固定されてしまい、負のループに陥ってしまいます。
だから、悩みは「話す」ことが大切になります。
悩んだらまず自分で思考してみる。
ある程度思考して答えが出ない、負のループに陥りそうだと思ったらそこで誰かにその悩みを話す。
新しい視点がそこに入って来ることで思考の幅が広がり、新たな気付きを得ることもあり、その悩みは解決の方向に向かっていく。
このようにその都度、悩みを外に吐き出すようにしていくことでストレスが溜まらないようにすることが、ココロの病を予防することにもつながります。
恐らく死ぬまで、人は何かを悩み続けます。
だからこそしっかり吐き出すことで、少しでも楽しい生き方を出来るようにしていきましょう。
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