見出し画像

自分を大切に-新成人の皆様へ

今日は成人の日。
法改正で成人年齢は18歳となりましたけど、成人式はやっぱり20歳。
人生の節目の一つとして、大切にして欲しいと思います。

30数年前、私は成人の日を千葉の海で友人がサーフィンをしている様子を、ビデオ撮影してました。
というわけで地元に帰るでもなく、同窓会に参加するでもない成人の日でした。
当時の私はと言えばそれまでの人間関係を東京に出ることでリセット出来て、東京で出会えた仲間たちとはそれなりに楽しめていたので地元で成人式に参加する、という選択肢はありませんでした。

その選択に後悔はありません。
ただ今の年齢になると、どういった形であれどんな経緯があれ、人との出会いは一期一会、どの出会いも今の自分を作ってくれたものとして大切にしても良かったのかな、とも思っています。

新成人の皆さんにもこれまでの出会い、これからの出会い一つ一つを大切にして欲しいな、と思います。
例えばイジメられた経験がある人にとっては、学生時代にイジメをしていた相手に対しては今でも、恨みがあると思います。

今すぐそれを許せ、とは言いません。
同窓会などに出たとしても、その相手は当時のことなど忘れたかのように接してくるなんていう話はよく聴きますし、そのたびにまた過去の記憶が蘇って「何だこいつ!」と怒りの感情が込み上げてくることもあると思います。

けどその「恨み」や「怒り」の感情はあなたのココロをいつまでもその「いじめられていた頃の自分」の記憶に縛り付け、自らを苦しめているものの一つになっているということも、理解して下さい。

自分を大切にするという言葉の意味は、このように「自分」で「自分」を縛り付けているモノから「自分」を解放してあげる、というのも含まれます。
過去の記憶に囚われたまま「今」を過ごすってつらいですし、その記憶を消し去ることも出来ませんし、けどそんな生き方を続けていたらやがて「ココロ」を病んでしまうことにもつながります。

これから社会に出たとしてもいわゆる「イジメ」や「ハラスメント」を行なう人はいます。
そういった人とも必ず出会ってしまいます。
けれどそれ以上に、あなたを好きになってくれて愛してくれる人とも出会えます。

ですがいつも「過去の記憶」に囚われていると、自分を好きになってくれる人に目が向かず、自分を害する人にばかり目を向けがちになってしまいます。
更に、自分を好きになってくれる人をも「本当にそう思っているのか?」と疑いの目を向けてしまいます。
これではいつまで経っても「孤独」であり「寂しさ」を拭うことは出来ません。

視野を広く持って「世の中には色々な人がいる」ことを知って、嫌な相手とは付き合わず、自分を好きになってくれる人を大切にする。
それは結果的に「自分を大切にする」ことにつながっていきます。

過去に起きた出来事を変えることは出来ませんが、今の自分を変えることが出来ていけたら、きっと「明日」は少し変わります。
どうか「あなた」を大切に、あなたの周りにいる人を大切にしてみるようにして下さいね。


頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます