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アタマでは分かっているんだけどなぁ…

カウンセリングに来られるお客様の中には「アタマでは分かっているんだけど…」と話される方が少なくありません。
皆さんの中にも、こんな思いをした経験がある方はいると思います。

自分が抱えている問題やその元について自分で調べ、何をすれば良いのかなど、知識としてはアタマに入っているんだけれど、行動に移せなかったり、行動出来たとしてもうまく行かなかったり。

何でそうなってしまうのかが分からなくて、カウンセリングに来られるわけです。

何でそのようなことが起こるのか?
これに対する答えとしてはまさに「アタマでは分かっているんだけど」です。

以前にもお伝えした通り、ココロ(潜在意識)は「新しい」ことや「経験がない」ことを嫌う傾向があります。

新しいことや経験したことが無いことをしようとするのは自分にとって「危険」な事であり、それがあらかじめ「楽しい」ことと分かってでもない限りは、潜在意識は危険を避けて自分の安全を守ることに全力を傾けるため、新しい知識を得て、それをすれば自分のためになるとアタマでは理解出来てもそれを行動に移さない、いつも通りの「つらく苦しい自分」で居ようとしてしまいます。

アタマでは分かっているんだけど、ココロ(潜在意識)は何も変わっていないので、その行動にギャップが生まれたり、そもそもその知識をココロが拒否している、という状況になっているんです。

ココロ(潜在意識)は日々の、慣れたことしかしたくありません。
これまでそれで生きられて来ているため、それがつらかったり苦しかったりしても「それが安全」と認識し、その生き方を続けようとします。
新しく仕入れた知識、特に自分の問題として捉えているモノに対しては強烈に拒絶反応を示します。

だから行動を始めたとしても三日坊主となってしまったり、行動が出来なかったりしてしまっているわけです。

ココロ(潜在意識)を変えるにはそれなりの覚悟と決意が必要です。
更に変えていこうとする勇気と、それを継続する意思も必要です。

逆にその新しい行動を習慣化することさえ出来れば、その後はかなり楽な生き方が出来るようになります。
いかに潜在意識と戦えるか、これがそれまでの意識を変えて新しい生き方が出来るようになれるかどうかの境目となります。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます