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まず「動く」

カウンセリングを受けに来られる方には様々なお悩みがあって、それをどう扱ったら良いかが分からなくなってしまい、分からないから不安が増してそれがストレスとなり、さらに迷いが深くなる…という負のループにどっぷり嵌まり込んでしまっている方が多くいらっしゃいます。

何でこうなってしまうのかと言えば、まず自分の「アタマの中」だけで考えて答えを導き出そうとしているからです。

このような方は基本的に自己否定感を強く持っていることが多いため、自分の頭の中で考えることも常に否定的な答えを導き出してしまいがちです。
また不安感も強いことから「○○してみたら変われるかも知れないけど…」と思っても、行動に移せないことも多いわけです。

そんな中でカウンセリングに来られた方に対して私は「よくその行動が出来ましたね」と伝えるようにしています。

どんな経緯や想いがあれ、とりあえず「カウンセリングに行く」という行動が出来たわけですから、それはその方にとってとても大きな出来事なんです。
けど、その本人はそう捉えていないことが多いため、私の方から改めてその「すごさ」を伝えるようにしています。

それでもやはり「そんなにすごいことなの?」と自分の行動を受け入れられない方も居ます。
そういう方はカウンセリング後に自分のココロの動きに変化があることを重ねて伝えるようにしています。
これはカウンセリングを受けた後には必ず、感情やココロが動くことが分かっているからです。

ここまで伝えておくと、カウンセリングを受けるという行動を起こした結果について、自分自身でそれを感じることが出来ます。

何かを変えたい、変えようと思ったらまず「動く」ことです。

失敗したら…うまく行かなかったら…と考えて動かないのは、とてももったいない時間を過ごしている、と考えるようにして下さい。

動けばそこに何らかの結果が生じます。
その結果を検証して、自分にとって良かったことなのか、それともそうでなかったのかを分けられたら、次の行動に移れるようになります。

何もせず動かなければ、そのまま何も変わりません。
小さなことでも動いてみれば、そこには何か変化が生まれます。
その積み重ねが出来たら、結果的には大きな成長につながることもあります。

知らないことをするのは怖いし、分からないことに挑戦するのは不安です。
けどそこで勇気を出せたなら、あなたは確実に変われますよ。

頂いたサポートはカウンセリング普及活動などに使わせて頂きます