そうだ 自転時で 京都、行こう。 プロローグ
〜上州の東端から日光例幣使道、中山道を辿り、自転車で京を目指す〜
1 きっかけ
令和3年(2021)元旦に思い立ち、日光例幣使道を歩いた。まず、栃木宿から自宅までを目標とし、倉賀野宿まで、完歩を目指して、栃木宿から日光まで、三が日と1月の土日で、歩き切ることができた。
倉賀野宿で立ち寄った倉賀野おもてなし館で、「次は、中山道を歩いてみてはいかがですか」と薦められた。その時は、とても現実的に考えられる状態ではなかった。
2 それから
春になって、終活しているからと知人夫妻が使っていたクロスバイクとヘルメットをいただいた。整備をして、1台は娘が大学への通学用使い始めたが、もう1台のデビューは翌年になる。
小学校からの友人から「50代半ばになって、何の運動もしないと…」とサイクリングやトレッキングに誘われた。最初のサイクリングは、群馬と栃木の県境を流れる矢場川から渡良瀬川をめぐるコースだった。日頃、何の運動もしてない自分が半日で47km走ることができ、自転車の力に驚いた。
それから何度か友人とサイクリングに出かけるうちに、走れる距離も増えてゆき、自転車通勤に切り替えた。娘の薦めで、adidas RUNNINGを始めると通勤もサイクリングも記録するようになり、どんどん楽しくなってきた。
車で何度も通っている道も自転車で走ると新たな発見がある。通り過ぎても、すぐ戻ることができ、好奇心が満たされる。せっかちな私でも自転車のスピードは心地よく、ペダルを漕ぐことが苦にならない。
すると、倉賀野宿で中山道歩きを薦められたことを思い出した。自転車ならもしかして…
「そうだ 自転車で、京都、行こう。」
3 準備
倉賀野から先の旧中山道ルートは、車でもほとんど走ったことがない。まして、碓氷峠を始め、幾つもの峠が待ち受けている。道路状況や確認しておく必要がある。
そこで、例幣使街道は、「日光例幣使街道」 Googleマイマップ 2010を、中山道については、次の書籍を購入し、参考にした。
4 旅のMYルール
①日光例幣使道、中山道、東海道の旧道(江戸
時代のルート)を辿り、自転車で京都を目指
す。
②碓氷峠、和田峠など旧道を自転車で通行する
ことのできない区間は、歩くことにする。
③旧道が消滅している区間、災害や工事などで
通行できない区間は、現地の指示に従い、
迂回する。
④一日単位、宿場単位を基本に少しづつ京都を
目指す。
5 note公開に至るまで
旅を始めて、初めの頃は無我夢中で、ルートを辿り、目的地まで行って、出発地に帰るのが精一杯だった。そのうち旅慣れてくると、分かりづらい分岐点やガイドブックの情報が古くなっていることを「知らせたい」と思うようになった。そして、何より自分が感じたことを発信してみたくなった。何分にも初心者なので、拙い文章、構成については、笑ってお許しいただきたい。
これから少しずつ、旅の記録を公開して行きたい。
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