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上手な「並」の先生はこの時期の図工の授業を最大限に使う

今年 2年生の先生をされている素敵な先生がおられます。
その先生のクラスの授業を見せてもらったら
図工が大変楽しそうでした。
そこにはこの時期の子ども達が無理なく、何回もやってみたくなる
ヒントがいっぱい隠れていました。
そのままは使えないかもしれませんが、考え方はきっと
いろいろなところで参考になると思うので
そのことを今日はお話ししたいと思います。

教科横断型の授業になっている

今日の2年生の図工の授業は「お花見 スケッチ」という名前の授業で
花や春の生き物をどんどん絵にして描き出すというものでした。
リアルにせず遠くから見てなんとなくそれに見えればいいという風に
指示を出されていて、子どもたちもリラックスして
楽しそうに絵を描いていました。
しかも クレパスを使うことで道具の難しさを減らしておられたり
描く紙を小さくしたことで、何枚もかけるようにされていました。
この先生の素晴らしいところは、もともと授業の年間計画では
「お花見スケッチ」が一番最初に来るので、 2週間前に本来は
やる予定でした。
本来モデルになるものが多い、
桜や他の花が咲いている時期にするようになっていたのと
この授業あまり準備がいらないので、授業の導入に
比較的負荷も少ないので持ってきたいという意図があるように思います。
そこをあえて2週間待った理由は、生活科で学校の周りを探検する
単元があったからです。生活科で学校の周りをたくさん探検させて
中には写真を撮ったりする子もいたそうですが
そのリソースを 図工に入れるように構成したわけです。
(生活科のまとめの方は、写真と文字だけでまとめたそうです。)
こういう事情もあってか 子供達は今日
本当にたくさんの種類の花を描いていました。
本当は生き物をもう少し出したかったという風に
担当の先生は言っておられましたが
十分すぎるぐらいいきいきと子どもたちがしていたのが印象的でした。

選ぶことができるようになっている

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