上手な「並」の先生の2週間目は我慢の連続

新学期が始まって2週間になりました。
この時期は黄金の3日間 と呼ばれたいわゆるボーナスステージが終わり 通常のステージに子どもたちが緩やかに戻っていくところだと思います。
そうすると何が起こるかというと 最初の週だと割と うまく回っていたことが
だんだんと うまく回らなくなっていったり子ども達が拒否反応を示すようになります。
しかしながら それは割と自然な反応で最初の週みたいに全集中して子どもたちが1年間おえることは絶対ないので
この時期をどのようにプラスにつなげていくかが腕の見せ所となります。
いわゆる 名人 と呼ばれる人でも 黄金の3日間と2週間目のギャップは少ないものの少なからず 調子が上がらない時期ができることを見越して いろんな技をされるのですが 上手な「並」の先生はどのように過ごすのか それを今日は紹介したいと思います。

最初のルールを変えない
上手な 並みの先生は 黄金の3日間でも無理なルールを子どもたちに 前に出すことはしないので 2週間目に突入してもルールはなるべく 変更しないようにされています。
これのいいところは2つあって1つは最初から最後まで ルールを変えないために子どもから信頼を得られること みんなで共通の達成目標や 最低限やらなければいけないことが明確になります これがあるチームは 思い切って チャレンジができるので子供達もいきいきすると思います。
もう一つのいいところは 同じことを繰り返すことができるので だんだんと教師の方は指示を減らすことができるし子どもの方は 確認が少しで済むようになります そうすると 時間短縮にもなりますし お互い任せる部分が増えることでより信頼感と達成感が味わえるようになるので おすすめです。
とはいえ 名人ほど上手にできないので 黄金の3日間にうまく子供たちの実態にあったものばかりが提案できるわけではありません その場合は この時期 うまく回らなかったとしても 我慢 なんとか子供たちができるようになるまで見守るように過ごされています。

全体よりも個人個人のケアにつとめる。
ついつい 集団的にパワーアップを狙ってしまいたくなるのですが、上手な「並」の先生はこの時期にこそ 個人の達成 具合を見て何が得意で何が苦手なのかを確認されているようです。
具体的に言うと 例えば国語の授業の準備をする時 本来のルールであればノート 教科書 下敷き 筆箱などが必要なのですが それがすぐに定着する人となかなか 定着しない人と別れると思います 今回の場合は定着する人の方に合わせるのではなく定着しにくい人の方に合わせて時間を設定したり掲示などを用意するものです 結果的に これを行って行くうちに 個人の得意不得意がわかると思うので それをチェックしていきます そして 来週以降 その苦手なことがはっきりと見えないように計画を立てるなど工夫をされています。
この時期 全体をパワーアップさせようと思ってできる方の人に合わせて 期待してしまうと黄金の3日間でかなり無理をしている子供たちがついてこれなくなったり 反発し始めたりすることになりますまた 個人よりも集団を優先することでまだ十分に子供たちと信頼関係が出てない教師が孤立してしまうケースが出てきます
ここを無理なく過ごすために十分考えて 個人の得意不得意を把握することに努めた方が良さそうです。

先生 自身も なるべく早く帰る
新年度が始まってからここまでほぼほぼ 全力で準備をして来られたと思います 当たり前のことなのですが教師としてもその働き方はいつもよりも たくさん 何かに取り組んでいると思います その疲れがそろそろ出ることでうちの職場でも2、3に不調を訴える人がいます。
上手なナビの先生はこの時期を割り切って元々 調子がならない時期だから無理をしないという風にされると 新しい取り組みをたくさんするのではなく 今までやってることを続ければいいということで 今日最近研究や クラスの 事務処理を少々 分散させて この時期は体力回復に努められます。
ですので 比較的早めに退勤される方が多いように思います。

以上 2週間目はどうしても教師も子供も疲れが出て調子が一旦落ちると思います この時期に無理をするのではなく お互い ルールを確認しつつ 体力回復に努め もう1週間か 2週間後のまた調子が出始めた頃に新たに レベルアップできるような取り組みを持っていくのが割とうまくいくコツ のようです 始まったばかりです 無理なく最後までやっていけるように少し考えていけるといいですね この辺も上手な先生から我々は学ぶことがあるようです。

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