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【140字小説】DAY9

「神隠しにあうど!」普段は優しいおじいちゃんが怒鳴った、怖かった。山には神様がいる。夜。私は小屋の外に出てはいけなかった。灯は蝋燭と洋燈と薪ストーブ。大人達は外で焚き火。時間のない世界、火がぱちぱち、炎がパチパチ、神秘が揺れていた。東北のある山の昔話。

「ぱちぱち」



これは幼少期の話です。ざ・ノンフィクション。(●´ω`●)

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