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【140字小説】DAY14

遠ざかった憧れは静かに運河を揺蕩う小舟のように少しずつ小さくなっていく、光が河を綺麗に見せている、たぷんたぷん音を立てて幅みっちりと豊かな水が揺れている、橋があった、その橋の向こうにあの人の家があった、打ち水をする古風な家だった、美しい小母さんがいた。

「さやかな」



「小説風」を意識して。
小学校のとき、さやかちゃんという名前の子、いたなぁ。

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