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うふふのマリアージュ

こんばんは。
皆様方はいかがお過ごしですか。
今晩もはじまります。
私の一人言。

その日は突然来た。
経理のおばちゃんがたに
嫌われ、
上司からも嫌われ、
育休から復帰した
何名かの女性職員にも嫌われ、
私は途方に暮れていた。
もっか、私の部署は
忙しい。経理や文書の回覧、
企画の相談や他部署からも
足繁(しげ)く誰か来る。
ここで今後の話のキーマンを
お伝えします。
ボスおばちゃんの右腕的な人を。
ここでは、A美さんと仮名を付す。
他部署に昨年異動したA美は、
いつも部署の書類や雑務、
相談ごとをボスおばちゃんに
話しに来る。
いつものごとく
『おっ、つかれっさまぁです(ニコニコ、ルンルン髪を
 揺らしながら)。』
何回も入っては、
たわいもないことをしゃべる。
ボスおばちゃんと、
ミニおばちゃんと。

場面は変わり。
お昼時。
私はボスおばちゃんから嫌われて、
あんたのせいで大変な目に遭っている。
みたいな目で睨まれる。
ボスおばちゃん
『どうせ、わたし臨時だから。』
と、いつも昼休みに、
ミニおばちゃんと
ケラケラ笑いながら
甲高い声で
それしか口から言わない。
ミニおばちゃん
『これ、職員の仕事ですよね、臨時のやる
 ことですか?』
『まあ、どうせわたし臨時だから。』
『こんな安い給料しかもらっていないのに、
 職員よりも働かされて、
 でも残業はできないから、
 定時に上がれって。
 はあぁ(笑いかり⤴)
 おかしくありませんか?
 ゼッタイおかしい。』
バクバクご飯を掻き込む
ミニおばちゃん。
いつも、仕事のできない私を
横目に昼休みに
しゃべっている。
仕方がないことだ、もう。
私は上司から信用も信頼も一切
されていない。
何を気を遣っても空回り。
それじゃあ、余計なことは
言わないしないのスタンスだ。
傍目(はため)からは、
他人事だとお叱りを
くらいそうだが、
できない人間が、
できるふりをして、
できる人の仕事の邪魔をしては
いけない。
もっか、私のできることを
やるだけ。
ほぼ電話番だ。
電話が来れば、
誰よりも早く。
それでも
上司からは
『それ、あんたの仕事じゃないし、
 周りから求められていることやれよ。
 それに、あんたのせいで
 他の部署は混乱してる。
 電話の際は、
 はっきり受け答えをしろ。』
まあ、正論だ。
そんなこんなで嫌われている。
前の部署のおばちゃんたちからも。

場面は変わり。違う場面。
私は経理の添付書類を
作成していた。
その時、
経理のおばさんに伝えたこと。

『書類早くできました、他に手伝うこと、
 ありますか?』
経理のおばさん
『あっごめんなさい。
 わたし今忙しいの、
 手伝うことないからいいよ。』

『わかりました、あときかないです。』
経理のおばさんダッシュで
ぐずぐずと
休憩室から戻ってこない。
そんなやり取りが何回かあって。
私の周りは
完全アウェイ。
ここは中東かよ、と思うくらい。
そして、事件は起きた。

A 美が部署に入ってきた
『つーかさ、最近ここの部署何かあった
 の?静かだよね。』
ボスおばちゃん
『そりゃなにかあったって。もうあたま
 いったい。最悪なんだけど。
 まあ、どうせわたし臨時だから、
 しっかたないんだどね。』
経理のおばさん
『もうなんなの、うわーあったまいたい。
 最近休んでも休んだ気がしなくて。
 もう原因は分かってるんだけど。』
ボスおばちゃん
『もう、わたし
 うったえてやろっか!』
A 美
『まあまあ、本人目の前だし、抑えて抑え
 て。』
おい、あんたら以外に他に私しかいないよ。
本人って、
どういう意味だ。

それからというのも、
知らない他部署のおばさんたちや
他の部署の上司も
『どうせそのうち、いなくなる。』
『うわ、きっも』
『なに、あいつきっしょい。』
放言の嵐が、そのフロアを襲った。
私は怖くて、
誰かにすれ違いたくなく、
トイレにも行けなかった。
仕方かなく電話番。
女性陣が楽しそうにお話ししてても
電話番。
唯一の味方の女性職員(仮称B子)も、
私がヤバイやつだと
知り、敵になった。
皆からもB子
あいつの近くだけど大丈夫かと
心配される。
前までは味方のB子。
たまに雑談できてた関係。
それが、B子から
休憩室から聴こえるこえ
『なに、あいつすごんい、きっしょいんだけ
 ど。わたしのことチラ見はするし、
 それにすごく怖いんだけど。笑笑っ』
甲高い声が
フロアを響く。
私の悪口を言いたくなったら、
部署から誰もいなくなる
役員を除いて。
『うわ、マジあいつきもいんだけど。
 いつやめるのかな?
 みんなで、プレッシャー掛けよう。』

場面は変わる。
いつもの朝、
A美がいつものように、
『おっはようございます。ルンルン。』
と入ってくる。
一同、おはようございます。と返す。
女性陣が
楽しそうに話す。
A美
『もうすこしっかな?
 プレッシャー、プレッシャー
 掛けつづよね。』
女性陣一同。
『ねえ、うんがんばろ』

そして、私は
体調を崩してきた。
私は限界だった。
もっか知らない人からも、
地方部署の人までも、
ニヤニヤと孤立している私をみて
笑う。

今日はここまで。
もはや感情なし。いつものこと。
人間切り替えが大事。
それでは失礼します。



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