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2021年9月の記事一覧

9/25 『サベージファングお嬢様 史上最強の傭兵は史上最凶の暴虐令嬢となって二度目の世界を無双する』を読んだ

面白かった。 初めて読む作家。タイトルがキャッチーだったのと、あとは表紙イラストに惹かれて買った。ジャケタイ買いだ。あらすじもほとんど見ないままに買ったが、ちっちゃく書いてある副題を見るとどうやら転生ものであったようだ。「今流行りの」という意味での転生ものを買って読むのは何気に初めてではないかしら。 ただ現代人が異世界に転生するのではなく、同世界人が過去に、それも別人の姿となって転生するというので結構ややこしい。しかも主人公の意識が宿りだしたのは10歳前後からだし、そういう

9/15 『七つの魔剣が支配する Ⅷ』を読んだ

面白かった。 選挙戦の布石となる決闘リーグ、その最中に発生した突発的討伐イベント、ということで、なかなか混沌としている。1巻の時点から強敵アトモスフィアを醸し出していたリヴァーモア先輩がレイドボスとなって立ちはだかる。多人数参加型イベントであるがゆえに、多くのキャラクターが活躍する。前巻で登場したオリバーの同級生たちも引き続き参戦するし、新たにイラスト実装された人も多くいてテンション上がる。うん、こうしてソシャゲ用語を多用して説明してみると、驚くほどしっくりくるな。きっと今

9/11 『不死鬼 源平妖乱』を読んだ

面白かった。 初めて読む作家。 そもそもはこのシリーズの第2作目である『源平妖乱 信州妖血城』というのを見かけて、名前に信州って入ってるし面白そうだなと思ったら2作目だったので、じゃあ1作目から読むかと共に手に取った次第。 平家物語とか、源平時代に関しては人物もエピソードも有名どころしか知らないので、ちゃんと楽しめるか不安な思いもあったが、のっけから「今昔物語などの昔話には吸血鬼とおぼしき怪異が日本列島を跋扈していた……これは中世ヨーロッパに先んじて日本でも吸血鬼と人との

9/8 『生き残る作家、生き残れない作家 冲方塾・創作講座』を読んだ

面白かった。 とりあえず今現在の心境として、作家になろう、作家として生きていこうという意思は抱いていると言えるようなレベルでは抱いていない(奥歯に奥歯が挟まったような言い方)ので、その上でこのような作家指南本を買うのはひとえに作家買いでしかなく、例えるなら買ってもないゲームソフトの攻略本だけを買って読み耽るような真似なのだけど、困ったことに昔子どもだった頃の俺はそのような真似をよくやっていたのであった。ゲームソフトどころかハードさえ持ってないのに買ったりしていた。そんでいざ

8/30 『死物語 下』を読んだ

面白かった。 正直、モンスターシーズンにおける撫子パートはオマケのようなものだと、いやモンスターシーズンじたいがある種のおまけ、撫子風に言うところの蛇足パートであり撫子パートはそのさらにオマケのような認識でいたから、こうしてモンスターシーズンの最後の締めを飾るってなったときは、やっべあんま話覚えてねえと焦った。上巻とは話の繋がりはないということでやや安心したし、実際読んでみて、わりとそれでも大丈夫だったのでよかったが。 しかしそれならそれで、阿良々木暦とももう関係なく、話と