12/27 西尾維新『美少年蜥蜴【光編】』を読んだ
面白かった。
特にこの巻からやっていたってわけではなく、もう結構前からよく見るものだけど、語り手の一人称視点で書かれる地の文の独白に、相手が普通に返事をするみたいなやつ。あれって結構独特だよな。別に地の文だけでしか喋らないわけじゃなく、カギ括弧つけた台詞もちゃんとしゃべるときはしゃべる。あまり注目されないが、これもいわゆる西尾維新文体と言ってもいいと思う。効果としては、会話シーンのテンポ向上などだろうか。やりすぎると一体どこまでが語り手の台詞で、どこからは胸に秘めた思いなのか