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ついつい、やってしまう4つのパターンからわかる◯◯のこと

あなたには、変えたいのになかなか変えられない感情パターンはありますか?

・特定の感情によく振り回されるとか
・いつも同じ場面になると、ある感情に襲われるとか
・やめた方がいいのに繰り返してしまう行動パターンがあるとか

そんな方に、その根っこにある原因を見つけ、ご自身で解いてゆく「COCOPOI(ココポイ)」で大好評のスキルをお伝えしたいと思います。

ちょっとイメージしてみてください。

心地いい居場所ってどんな感じでしょうか?


いつも素直な自分でいられ
どんな意見や質問も躊躇なく思いのまま発言し
お互いを尊重できる環境


ひとことで言えば「心理的安心」が満たされていますよね。人間はこのベースがあるからこそ人生の充実度が上がり、どんどん行動したりそのプロセスを楽しんでゆけます。

ココロの安全性が高いと幸福感も高くなります。

では、この逆はなにか?というと

そう。「不安」です。

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普遍的テーマを改めて考えてみよう


ボクたちの安心・安全な気持ちを奪ってゆく不安。

不安があると、本来持っているポテンシャルが発揮できないばかりではなく、コミュニケーションが思うようにいかず、自分を欺いてしまうことがあります。

また、近年の脳科学の研究から「不安」によって脳の働きが低下することが確認され、さまざまな生産性に影響することも明らかになりました。

なんというか・・・自分がちっちゃくなってしまう感覚

すると、アイデアが湧いてもそれをストレートに表現したり、素直に楽しんだりすることがしにくい。そのような状態がつづけば、誰だって気持ちが塞いでしまい、自由度が妨げられてしまう。

身体も緊張してガチガチ。楽しいことをイメージしたりアイデアを行動に移したりするなんて無理な状態で、いつも監視されているような感覚が・・・

“そんなん嫌だーーーっ!” 

というわけで、普遍的な「不安」というテーマについて改めて書いてみました。最後までおつきあいくださいますと嬉しいです。


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不安とセルフイメージ

《自己印象操作》という言葉を聞いたことがあるでしょうか?

ボクたち人間は一人では生きてゆけません。
そのため、グループや人間関係に不安があると対人リスクを回避しようとして、自己印象操作をすることがあります。

印象操作などいうと、いかにもあくどい人間がするもので、政治家や大手メディアがするものであって「自分には関係ないよ」と思っている人もいるかもしれません。でも、決してそんなことはなのです。

セルフイメージも印象操作のひとつですし、初対面のひとに無遠慮に自分を晒すことの方が難しいのはごく普通の感覚ではないでしょうか。

では、《自己印象操作》とは具体的にどのような言動を指すのでしょう。

それがわかれば、実は誰もが日常生活のなかで自然にしていることだとわかり、自分で自分のギャップに悩んだり、無理をして平気なフリをしたり、「ありのまま」の自分にいることへの抵抗がなくなって行きます。

《自己印象操作》が問題なのは、長期的な他者との関わりの中で、不安を助長させるからです。

不安があると何が起こるのでしょうか?

あなたは普段、人間関係のなかで、どれぐらい他人の評価を気にしていますか?

「こんなことをして嫌われたらどうしよう」
「こう言ったほうがいいのかな?」

自分の評価が下がってしまうリスクを感じて、したいように行動することを避けてしまったり、自己イメージを損ねないように本当の気持ちを言えなかった経験があるかもしれません。

もれなく、ボクもあります。

現代は誰もが、リアルでもネットでも“対人関係のリスクに晒されている”と言えるでしょう。

自己印象操作にはどのようなものがあるのか、またその背後にはどんな心理メカニズムが働いているのかについて、解き明かしてみます。

4つの不安と自己印象操作

「心理的安心」が持ちにくい環境では、さまざまな不安が蔓延ります。

イメージしてみて欲しいのですが、

“ただなにも考えずに、単純作業だけしていればいい” という環境化であれば、作業中に問題にぶつかることも、疑問を持つこともありません。退屈ではありますが、ある意味不安要素が少ない状態になります。

このような場合、不安を煽り恐怖を与えることが一時的に生産性を高めることがあると言われています。(ちょっと怖い話ですが、強制的奴隷労働やなどがこれに値します。)

けれど、ごく普通に生きているボクたちのように、それぞれが協力し合い、お互い学びや貢献が必要とされる環境では、不安は極力“ない”方がいいはず。

いきいきと自由に生きてゆくうえで、「不安」がやる気を引き出すことも、クリエイティビティを高めることはありえないからです。

時を変え、場所を変え、人を変え、それでも同じような失敗を繰り返し後悔することもあります。

具体的な例を挙げると

◎意見が違っていても、気がつくと相手の意見に賛成しているようなふりをする                           

◎必要以上に感動しているかのようにふるまうことがある

◎初対面の人の前では、どんなふうにふるまえばよいのか考えるのが習慣になっている

◎本当はつらい状況なのに、友人の前でも無意識に平気なふりをしてしまう

◎相手を楽しませようとして、演技をしていたと感じることがある

などがあります。


このように対人関係において作用し、その努力が前向きなものであったとしても、印象操作ばかりを繰り返すとやがては「虚像」と「実像」のミスマッチが起こりはじめ、そのギャップに苦しめられるのです。

それなのに何故ボクたちは未然に防ぐことができないのでしょうか。それはボクたちが無意識に持っている“不安のパターン”が大きく関係していると考えられています。

ボクたちが安心して自分を表現するとき、その先に必ず「ひと」が存在します。ひとと人の関係を脅かすリスクとして4つの不安パターンがあるので、ご紹介しましょう。

「無知」「無能」「邪魔」「否定」という4つの不安

前途したように、不安がある状態では人は自己印象操作をします。

自己印象操作とは、自分の印象を悪く見せないように”良い子”のフリをして
対人関係のリスクを回避する言動を行うこと。

誰もがついやってしまっている無意識の反応でもあります。

繰り返しますが、不安を感じている人は、本来持っている力を発揮することができず、さまざまな生産性が低下します。

ひとつづつ解説して行きましょう。

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■■■「無知」の不安■■■

「無知」の不安があるとき、自分が何も知らない人だとも思われないように
「知ったかぶり」をしてしまいます。

本やメディアの知識や、深い専門性があるように振る舞ったり、学んだことがすべて理解できているように自分を「デキる人」にしてしまったり。

結果、まわりのひとに「この人はわかっている人だ」という印象を与えているため、質問や相談を受け付けないイメージを作り上げるようになります。

よって、ちょっとしたミスや訂正するような大切なことがあっても、誰からも指摘されなくなってしまい、知らないことを克服する機会を逃しやすくなります。

「知ったかぶり」がデフォルトなので、新しいチャレンジや学びも素直に取り入れられなくなってしまいます。

■■■「無能」の不安■■■

「無能」の不安がある人は、「自分が能力がない人だ」と思われないように
「優れているフリ」をしてしまいます。

極端に自信がないひとが多いパターンですが、この不安を持っていることにより出来もしないことを引き受けたり、ミスを犯しても報告せず、それを隠そうとして自分の失敗を認めるタイミングを逃してしまいます。

結果、大きなミスにつながるリスクを自ら高めてしまうのです。

また劣等感の裏返しとして「優れているフリ」をしている自分を演じているため、やりたくないのに無理にその行為行動をつづけてしまう傾向もあります。優越感を感じる結果だけに執着してしまい、実際には能力UPには遠ざかっていることも少なくありません。

■■■「邪魔」の不安■■■

「邪魔」の不安があるとき。

「自分なんてみんなの厄介者なんじゃないか」
「迷惑をかけるんじゃないか」と潜在的な恐れがかくれています。

そのため、周りから邪魔だと思われないように過度に満足しているフリをしてしまいます。

無理にニコニコ幸せそうにしたり、本音とは程遠いポジティブな言葉使いをしたり。「あなたはここに居てもいいよ」という承認欲求が満たされていない可能性が高いのです。

その結果、他者からのフィードバックや今の課題について聞きたくても素直に聞くことができません。また、表面的なつきあいだけで関係性を終えてしまうため自己成長するための機会を逃してしまいます。本音を話さない場面が多く、孤独感が強くなる傾向もあります。


■■■「否定」の不安■■■

「否定」の不安があるひとは「ジャッジばかりしていてネガティブなひと」だと思われないように、なにも問題がないフリをしてしまいます。

本当は嫌な感情を持っていても「自分はどうってことありませんよ」という印象を与えることで無関心さを装い、課題になっている事柄から逃避することもあります。

結果、ストレートな気持ちや独自の考えを発言することがなく、他者との関わりを持たなくなることも少なくありません。

また、反対意見があっても黙ったままでその場その場で流されてしまう傾向が強いです。目標やゴールを掲げて努力することに目を瞑ってしまうことで、心から望む人生を生きることから遠ざかってしまいます。

深層心理では、「自分は一体なにが好きで、なにがやりたいんだろう?」と自己欺瞞していることもあります。

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チームの生産性を下げる「自己印象操作」

ここまでいかがだったでしょうか?

このような自己印象操作は、多かれ少なかれ誰でも自分を守るために行っています

たとえば、グループ内でなにか疑問を持ったとしても、“反対意見をここで話すのは無理” と感じた経験は一度はありますよね?

もしくは、ココロでは反対していても、まわりの賛成している雰囲気を感じ取って「やっぱ、黙っておこう・・・」と意見しなかったときなどです。

自己印象操作は、組織や社会の中で生きていく上で多少は必要かもしれません。でも、度を越すような自己印象操作はボクたちから学ぶ機会やアイデアの種を奪ってしまいます

また、メンタルの安全性が低い人間関係では「4つの不安」が真っ直ぐな意見や行動がしにくくなるため、クリエイティブの質やチームの活動力を低下させるのです。

なぜでしょうか?

メンバーが「良質なチームワーク」を大切にすることよりも「自分の印象をよく見せたい」ために行動するためです。

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ボクたちの思考は、1つか2つのことしか認識できないようになっています。

「自分の印象をよく見せたい」という不安や恐れのもとが充満している環境では、本来の業務に集中して取り組むことができませんよね?

自分らしい発想や素直な疑問が言えないという関係性は、深いコミュニケーションに近づくことができなくて、ますます不安要素が強くなり、チームの生産性が低下してしまうのです。

場合によっては、「無能」や「邪魔者」と思われることを恐れたひとが重大なミスを隠して、チームにとって取り返しのつかない状態になることもあるかもしれません。

学校のイジメ問題をイメージするとわかりやすいかと思います。

揉めごとは起こしたくない
(でも本当は「これでいいの?」と感じている)

興味のないフリの方が安全だ
(だって、言ったら嫌われる、居場所がない)

など・・・「4つの不安」が複雑に絡んだ末、対人関係のリスクを回避する行動を選んでしまう。その結果、失うものは想像以上に大きいケースが少なくありません。

オンライン化がますます進み、コミュニケーション力が低くなっていると言われる今、メンタルの安全性をキープして自分自身を守るスキルが必要だと強く考えます。

そして、素直であることが許され、仲間が互いに信頼、尊敬しあい、自分らしい発信ができる場をつくってゆきたいですね。ボクの理想としては

いつも素直な自分でいられ
どんな意見や質問も躊躇なく思いのまま発言し
お互いを尊重できる環境

こんな感じかな、と思っています。

あなたはいかがでしょうか?


この続きとして「不安と脳システム」について詳しく解説してみました。併せてお読みくださいませ!▼


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不安やセルフイメージについての記事はコチラもどうぞ♪



ボク自身の経験から「生きづらさ」を軽くする考え方や方法を発信しています。共感してくれる仲間を集めています!大切な仲間たちと気軽に集まれる居場所「MITSUKI HOUSE」実現を目指しています!!