令和5年度観光レポートから見る京都観光ビジネスの新たな展望(前編)
令和5年度の京都観光総合調査結果を基に、観光業界における新たなビジネスチャンスと戦略について詳細に分析してみました。
1. 観光客数と消費額の逆転現象:質重視の時代へ京都って観光客多いでしょ〜と皆さん仰いますが、5年度の数字をみて事実ベースで分析していきましょう。
まず注目すべきは、観光客数と消費額の関係です。令和5年の観光客数は5,028万1千人で、令和元年比で6.0%減少しました。一方で、観光消費額は1兆5,366億円と、令和元年比で24.3%増加しています。この数字が